原文入力:2009-01-09午後07:24:55
[双龍(サンヨン)車 法定管理申請]
‘バラ色’経営計画 話だけ…新車開発など遅遅不進
“派遣役員 大部分課長級” 経営意志に疑問
約束した技術移転料も先送りし最近半分だけ送る
イ・ヒョンソプ記者 キム・ジンス記者
←9日午前、京畿,平沢市(ピョンテクシ),松炭洞(ソンタンドン)双龍自動車平沢工場で労組員たちが会社正常化を願って吊り下げておいた‘希望の帯’後方で完成車量が列をなして移動している。 平沢/キム・ジンス記者 jsk@hani.co.kr
「当初から誤った決定だった。こういう破局はすでに予想されていたことだ。」韓国自動車産業専門家のキム・ピルス大林大自動車学科教授は双龍自動車の企業回復手続き(旧法定管理)開始申請のニュースを聞くなり首を横に振って話した。
「私たちよりはるかに遅れた技術を持った上海車が双龍車を買おうとした時、願うものは明らかでないだろうか。学界では上海車が双龍車を取得して得た波及効果のために中国と我が国の技術格差が最少1年は縮まったと評価する。上海車は今すぐ元手をはたいても損をすることが全くない状況だ。”
中国,上海市が100%持分を持つ上海車が双龍車を取得して経営を始めたのは2005年1月からだ。それから正確に4年が過ぎた2009年1月上海車は双龍車の回復手続き開始を申請し事実上経営権を放棄した。理由は景気低迷にともなう収益性悪化だ。スポーツ実用差(SUV)中心の双龍車は昨年初め原油高騒ぎで需要が急減し始め後に続いた金融危機にともなう景気萎縮の直撃弾を受けた。昨年内需・輸出含めて9万2665台の販売実績は2007年に比べて29.6%も減った数値だ。2008年には赤字が1千億ウォンを越えると展望されている。一ヶ月220億ウォン水準の人件費もまともに支給できないほどの資金難に陥っていて今年4月満期が巡ってくる1500億ウォンの会社債償還の道も遠く果てしなかった。大株主の上海車は労組が構造調整を受け入れ韓国側金融機関で支援を約束するならば追加支援ができると様子を伺い、産業銀行など債権団は大株主が始めてこそ支援ができるとして平行線をたどっていた。労組は構造調整案に強力に反発した。
だが最近の危機がなくても双龍車の墜落は‘予告された手順’という分析も多い。上海車が2006年1月末に発表した双龍車の中長期経営計画を調べればバラ色展望でぎっしり埋まっている。当時双龍車は大株主の努力で2010年までに2兆ウォンを投資して新車6種と新エンジン5種を開発すると明らかにした。だがこれは話だけだった。上海車は当初注記で約束した1200億ウォンの技術移転料も先送りしを重ね最近600億ウォンを緊急支援形式で送ってきただけで直接的な投資は一度もなかった。その間に開発された新車は‘チェアマンW’一車だけで主力モデルだったレクストンは2001年初めて発売された後、一度のフルモデルチェンジもなしに部分改造だけで命脈を繋いできて販売量が急減した。双龍車が一段階跳躍する機会は上海車の下では全くなかった計算だ。
上海車が双龍車を育てる意志があったのかという点でも疑問が多い。 双龍車関係者は「初めて上海車が引き受けを決めた後で双龍車が意欲的に発展戦略をたてて2005年上半期に上げたが上海車からは何の応答もなかった」と伝えた。その年下半期に意欲的に推進したイメージ革新作業もソ・ジングァン社長などの解任でうやむやになった。この関係者は「上海車から双龍車に派遣された中国人役員たちも核心エリートが来るという予想とは別に閑職にあった課長級程度の水準だった」として「上海車が双龍車をどのように眺めていたかは推測してみれば知ることが出来ないのか」と話した。そのような渦中に双龍車の技術と設計図面は一つ一つ中国に流出し今年末に予定された双龍車のコンパクト スポーツ実用差(C200),来年に予定されたセダン級新車の発売は約束なしに延ばされた。 イ・ヒョンソプ記者 sublee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/332373.html 訳J.S