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文大統領「南北露協力事業のうち鉄道連結の可能性は最も高い」

登録:2018-06-22 22:46 修正:2018-06-23 06:53
文在寅大統領とドミトリー・メドベージェフ首相が21日(現地時間)、ロシア政府庁舎で面談している=大統領府提供//ハンギョレ新聞社

 ロシアを国賓訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日(現地時間)、「現時点では鉄道・電力・ガスなど南北露3角協力の主要事業構想のうち、鉄道連結事業の推進可能性が最も高いと見られる」と述べた。

 文大統領はこの日午後、ロシア政府庁舎でドミトリー・メドベージェフ首相と1時間にわたり面談した席でこのように明らかにし、「鉄道連結事業と関連してまず韓露および南北間で共同研究をそれぞれ併行して進め、今後自然に南北露3者間の共同研究と実質的協力へと発展させていけるよう願う」と話したとキム・ウィギョム大統領府報道官が伝えた。

 文大統領は「南北露3角協力事業と関連して、今後対北朝鮮制裁が解除され、北朝鮮の参加が可能になる時に3国協力を本格推進できるよう共同研究・調査など事前準備を早くから進めておく努力が必要だ」と強調した。これに対しメドベージェフ首相は、最近の朝鮮半島情勢と関連して文大統領が緊張緩和に積極的な役割を果たしたことを高く評価し、今後朝鮮半島の緊張緩和のための努力にロシアも積極的に支持・協力すると応じた。彼は「朝鮮半島の緊張緩和は、朝米関係の進展に大きくかかっている。朝米が会ったこと自体が重要で、朝米の両首脳が互いに協力することにしたことが重要な出発点」と評価したとキム報道官は伝えた。

 文大統領は、メドベージェフ首相などロシアの主要な政官界関係者らと面談した後「韓露友好・親善の夕べ」に参加し「朝鮮半島に歴史的な平和の機会が開かれている。今後、朝鮮半島に戦争は二度と起こらず、南北の協力がロシアとの3角協力に拡張されるだろう」と話した。モスクワのあるホテルで開かれたこの行事には、在外韓国人、高麗人同胞、およびロシアの要人など200人余りが参加した。

 文大統領は「私たちの文化・歴史・ハングル教育などを通して、同胞が朝鮮民族のアイデンティティを失わないよう格別の関心を傾ける」として「次世代同胞のための職業招請研修および奨学金支援事業、無国籍の高麗人が安定的にロシアに滞留し生活できるための法律支援事業も続けていく」と付け加えた。

キム・ボヒョプ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/polibar/850208.html韓国語原文入力:2018-06-22 12:06
訳J.S