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再開発公共管理制‘拙速行政’論難

登録:2009-09-23 15:08
https://www.hani.co.kr/arti/society/area/378185.html

原文入力:2009-09-22午後10:32:33
金品不正 相変わらず, 住民派閥をあおるだけ
試験運用‘聖水整備区域’推進委選挙規則もなし

ソンチェ・ギョンファ記者

“いくら試験運営とは言え、試行錯誤も度を越している”去る19日ソウル,城東区,聖水洞の聖水工業高等学校前で会った住民カン・某(48)氏は聖水戦略整備区域として全国最初に実施される再開発・再建築公共管理制度を‘拙速行政’と批判した。再開発地域で組合(設立推進委員会),整備業者,施工者,撤去業者の間に蔓延した不正をなくすために実施する公共管理制度が反対に住民たちの不信を大きくしてばかりいるということだ。

この日、聖水工業高校の向い側で組合設立推進委員会役員投票を終えた住民たちと挨拶を交わした委員長候補イ・某(66)氏は「推進委選挙に対する規則がないので候補たちが有権者に食事を提供するなどの行為が盛んだ」として「ある候補は整備業者の支援を受けて選挙運動を行った」と主張した。現在、聖水戦略整備区域の行政業務は城東区庁が公開入札を通じて定めた整備業者で施行しているが推進委が構成されれば整備業体を再選定することができる。相変らず整備業者と組合推進委候補者との癒着関係が可能な構造だ。

また別の問題は小さい区域内で色々な候補者が乱立して住民間の反目が激しくなるという点だ。カン氏は「ルールなき不公正な選挙運動が続き、互いに信頼できない住民たちが派閥を形成した」として「こういう雰囲気では投票を通じて選出された予備委員長が住民50%の同意書を集めることができず、推進委設立が失敗に終わるケースも生じかねない」と話した。

これと関連して22日ソウル,中区,西小門洞,ソウル市議員会館では全国ニュータウン・再開発非常対策委員会連合と民主労働党が主催する‘ニュータウン・再開発政策,変わることは変わったか? (公共管理制度の虚と実)’討論会が開かれた。この日、討論者として立ったカン・ソンユン全国ニュータウン・再開発非常対策委連合共同代表は「公共管理制度は金品提供など再開発過程で発生する不正に対する処罰規定がなく実効性を保障できない」と指摘した。

討論会に参加したソン・ジェヨン民主労働党民生本部長も「ソウル市は整備業体や施工者を選定する過程で事業費内訳を詳細に公開し不正を根絶すると言うが、これで組合と整備業者の癒着を防ぐことはできない」として「住民と住居市民団体,専門家で構成された‘住民公益監査委員会’を構成し再開発の全過程を権限を持って徹底的に監視しなければならない」と話した。

ソンチェ・ギョンファ記者khsong@hani.co.kr

原文: 訳J.S