本文に移動

旧全南道庁別館‘部分存続’合意

登録:2009-09-23 14:13

原文入力:2009-09-22午後10:39:22
文化部,‘10人対策委’尊重 撤去案 撤回
‘ゲート案’等 保存方法 専門家協議 方針

チョン・デハ記者

←光州アジア文化殿堂 建設推進日誌

ユ・インチョン文化体育観光部長官とパク・グァンテ光州市長,光州地域国会議員などで構成された‘旧全南道庁別館問題解決法のための10人対策委員会’(以下,10人対策委)は1年を超えて保存を巡り論難を繰り広げた旧全南道庁別館を部分存続することで22日合意した。

これらはこの日の発表文で「文化体育観光部は10人対策委の意見を尊重し、当初(旧全南道庁別館を撤去する)設計案を撤回し何らかの形で別館を保存することにした」と明らかにした。10人対策委は市民の情緒を考慮し、なるべく旧道庁別館にトンネル式進入路を作る‘ゲート案’(五月の門内)で行うものの、具体的な方法は政府に一任することにした。これに対し文化体育観光部は10人対策委の意見を尊重し具体的保存方法は専門家たちと協議を経て決めると最終方針を整理した。

この日の会合で文化体育観光部は当初設計案を撤回する代わりに原形保存を主張したが、10人対策委側が工事期間遅延などを理由に部分存続を要求し、結局受容されたと知られた。光州市側は「‘ゲート案’で旧道庁別館を部分存続するものの、ゲートの規模や形態・デザインなどは専門家たちと協議を経て決めるということ」と説明した。ゲート案は別館4階の内、1・2階を開けて進入路を作ろうということだ。

文化部は今後、文化殿堂設計者のウ・ギュスン氏とアジア文化中心都市造成委員などの意見を聞き保存方法を提示するものと見られる。この過程でゲート案や‘3分の1存続案’の中の一つが選択される可能性が高いが、‘第3の案’が選択される可能性もある。

市民らは今回の合意をこの間の葛藤を解消する契機としなければならないという意見だ。5・18史跡地原形保存のための光州・全南市道民対策委関係者は「撤去を食い止めたという喜びが大きいが、一方では原形をそのまま守ることが出来なかった物足りなさとが交錯する」として「今回の決定を契機に光州社会の葛藤がこれ以上悪化せず癒される契機としなければならない」と話した。

これに対して当初設計案を尊重しなければならないという側に賛成した市民団体関係者も「文化体育観光部の決定を尊重し受け入れる」として「道庁別館問題により露出した光州社会の色々な葛藤が癒され地域統合の肯定的なエネルギーに昇華されることを期待する」と話した。

チョン・デハ記者daeha@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/378190.html 訳J.S