“三星火災 諮問代価受けたか” 追及に言い逃れ
原文入力:2009-09-23午前06:57:30
収入・納税疑惑 解明できず…“長男 国籍喪失はミスの為”
詳細資料 提出せず…野 “業者が面倒を見るスポンサー総理か”
ソン・ホジン記者,キム・ジウン記者
←チョン・ウンチャン国務総理候補者が22日午前、国会人事聴聞会場に入場し忠清圏民主党,自由先進党議員らによって阻まれている。 パク・ジョンシク記者anaki＠hani.co.kr
チョン・ウンチャン候補聴聞会 終わる
チョン・ウンチャン国務総理候補者は聴聞会前から野党に‘6星将軍’という皮肉を言われた。疑惑が六種類にもなるという理由からだった。そのうち、偽装転入にともなう住民登録法違反、収入を隠した所得税脱漏、ソウル大総長時期の公職者財産申告で‘印税収入’申告脱落による公職者倫理法違反、総長退任後に大学の承認なしで外部業者顧問を兼職した国家公務員法違反などが候補者の告白や聴聞委員らの質問で確認された。そこへ予想外にさらに降って沸いたのは子息の米国国籍と ‘スポンサー総長’ 論議だった。
■子息の米国国籍と妻の絵画
チョン候補者は前日聴聞会でキム・ジョンニュル民主党議員が子息の国籍を尋ねるとすぐに「私の子供が大韓民国国籍を喪失したということか」と強く反問した。しかし22日、子息が大韓民国国籍をすでに失っており、米国国籍を放棄しようとする子息を制止もしたと明らかにし、‘嘘論難’を産んだ。チョン候補者はこの日「留学中に産まれた息子が出生6ヶ月後に韓国へきて、2001年に軍隊を終えた後2年以内に韓国か米国の中の一つの国籍を選択しなければならない兵役法を知らず特別な措置をしなかったところ国籍法により韓国国籍を失った」として「以後、息子が米国国籍を放棄しようと提案したが私が次に米国へ行く時どうするか。留学に行けば学費減免など恩恵があると、もう一度よく考えるように薦めた」と話した。候補者は総理指名以後の16日、子息が米国国籍放棄申請をしたと明らかにした。
またチョン候補者の総長時期と総長退任直後にアマチュア画家だという夫人が高価で絵を売ったことと関連し、カン・ウンテ民主党議員は「絵4点を6150万ウォンで売ったとすれば１点当り1000万ウォンを越えるが、有名画家チョン・ギョンジャの絵の値段がそうだ」として「妻が展示会をする時、一切知らせなかったといったが展示会3日前の新聞に展示事実が報道までされている」と皮肉った。
チョン候補者国会聴聞会２日目の22日、チェ・ジェソン民主党議員は「候補者がY企業代表から(小遣として) 1000万ウォンを受け取ったことは教育公務員両罰規定によれば清廉義務違反で罷免」として不適切な小遣を繰り返し問題視した。カン・ウンテ議員は候補者に金を与えたY企業代表が去る4月、会社の50周年祝宴でマイクをもち候補者が総長になるべく積極的に奔走したと公式に話すこともした」として「この代表が(2002年)チョン候補者の総長選挙当時、ソウル大病院長だった斗山グループ会長に一票入れてくれと要請もした」と‘組織的選挙介入’疑惑を提起した。Y企業代表はこの日聴聞会の証人出席要請を受けたが連絡を絶ったまま出席しなかった。
チェ・ジェソン議員はチョン候補者が三星火災の諮問委員として活動し代価を受けたという疑惑を新たに提起した。チェ議員は「三星が批判的な学者らにその職位(諮問委員)を任せ批判の声を遮断したという情報提供がある」として「チョン候補者が2005年に三星社長団に講演をしたのも(何もせずに)諮問委員の代価を受け取りにくいので講演でもしたということではないのか」と追及した。チョン候補者はこれに対し「諮問委員をしたことはないと思うが、ずっと以前に提案を受けたようだが記憶があいまいだ」,「議員様がおっしゃると怪しげですが大企業グループとは距離をおこうとしていた」と釈然としない答弁態度を見せた。
■拭えない疑惑と不十分な検証態度
チョン候補者は2004年から2008年まで支出が収入より多いにもかかわらず預金額はむしろ3億ウォン以上増えた理由を立証できる具体的収入内容と2004年から2008年までに1億5000万ウォン余りの印税収入を本当に総合所得税に合算申告したのかどうかが分かる所得金額明細書などの資料をついに提出しなかった。収入をさらに隠したものがあるのか、追加的所得脱漏はないのかに対する疑惑を証明資料できれいに解明しないままやり過ごした。また彼は聴聞会期間に議員らに出した事前書面答弁書中、4大河川事業や教育関連政策などに対する内容を尋ねると「私が書いたことではなく実務陣が書いた」とか「そのように書いてあるか」と問い直したりもし「答弁書内容も把握できていないのか」という議員らの対面反駁を聞かなければならなかった。 ソン・ホジン,キム・ジウン記者dmzsong＠hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/378212.html 訳J.S