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検察, インターネット論客 ‘ミネルバ’ 緊急逮捕

登録:2009-01-08 19:22

原文入力:2009-01-08午後05:56:25
“虚偽事実流布容疑で緊急逮捕し捜査中”
“外国勤務経歴ない30代無職 専門大卒業者”

ソウル中央地検麻薬組織犯罪捜査部(キム・ジュソン部長検事)が8日インターネットで虚偽事実を流布した容疑で ‘ミネルバ’と推定される30代男性パク・某氏を緊急逮捕し調査していると明らかにした。
検察はパク氏がこの間ミネルバというIDでタウムのアゴラなどに経済と金融危機に関連した100編余りの文をネット上に載せたと見ている。検察は逮捕期間の9日までパク氏を調査した後、具体的な容疑が明らかになれば拘束令状を請求する方針だ。

検察は先月29日、「政府が主要7大金融機関と輸出入関連主要企業にドル買収を禁止することを緊急公文書で送った」と主張する文がミネルバというIDでインターネットに上がってくるや内偵に着手しパク氏を7日緊急逮捕した。

キム・スナム ソウル中央地検3次長はこの日午後ブリーフィングで「(パク氏に対する)告訴・告発はなかったが、29日にあげられた文でインターネットで論議が広がり、財政経済部が報道資料を配布するなど深刻な犯罪と見た」と話した。キム次長はミネルバの身上と関連して「外国で暮らしたり勉強したことはなく、経済学専攻者でもない」として「一人で経済学に関心があり独学をして現在職業がない」と明らかにした。

キム次長は「パク氏が自ら100編余りの文を作成して投稿したと述べたが、29日にあげた文の他それ以前にあげた文もパク氏が上げたか否かは現在調査中」と付け加えた。

ミネルバは金融危機が本格化する前の昨年8月末、アゴラに産業銀行が取得しようとしていた米国リーマンブラザースの不健全化を正確に予想した文を載せて注目をあびた。彼の文は数万件の照会を記録し掲示板やブログに一瞬のうちに広がるなど‘ミネルバ症候群’ ‘ミネルバ効果’という話まで飛び交った。

だが彼の実体は徹底してベールの中にかくされていて身元を巡って推測が乱舞した。一部言論は政府当局者の話を引用して‘ミネルバが年齢は50代初めで証券会社に通い海外生活経験がある男’と報道したこともあった。ネチズンの間では‘70代老人’という説も飛び交った。

報道機関とネチズンはもちろん政府当局の関心が集中するやミネルバは去る11月絶筆を宣言をして再び論議の中心に立った。キム・ギョンハン法務部長官が国会の対政府質問で「ミネルバに不法性があるならば捜査することができる」と話した直後だった。しかし以後にもミネルバというIDで数件の文がさらに上がり、真偽を巡る論議がおきた。 パク・ジョンチャン記者 pjc@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/332072.html

原文: 訳J.S