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時間講師(非常勤講師)‘秋風落葉’…2学期1千余人 切られた

登録:2009-09-10 09:01

原文入力:2009-09-10午前06:56:58
112ヶ所で1219人解雇…88ヶ所集計できず
2年以上講義‘正規職転換’対象者多い
“教員・労働者 認定されず…根本対策必要”

クォン・オソン記者

2年以上雇用者の正規職転換を規定した非正規職法を口実に今年の2学期で解雇された全国112ヶ大学の時間講師数が1千人を越えるものと把握された。これに対して大学時間講師の‘教員地位回復’等、根源的な解決法が必要だという声が高まっている。

9日国会教育科学技術委員会所属キム・ジンピョ民主党議員が教育科学技術部から提出させた‘大学別時間講師解職現況’資料によれば、この日までに全国112ヶ大学で解雇された大学時間講師の数は計1219人に達した。これは全国200ヶ大学(教育・産業大学含む)の内、半分程度の集計結果なので、残りを合わせれば合計解雇講師数は数千人に達するものと見られる。残り88ヶの大学は1ヶ月近く資料提出を先送りしている。

資料を出した大学の中で最も多く講師を解雇した大学は漢南大で195人に達し、韓国外大が124人,大真大が75人で後に続いた。大学類型別に見れば112ヶ大学の内、80ヶの私立大で解雇した講師は1208人,32ヶの国・公立大学で解雇した講師は11人であり、私立大学の解雇講師数が図抜けて多かった。

今回解雇された時間講師は今度の学期に先立ち4学期間連続で講義した講師のうち博士学位がない講師たちで、2年以上講義を引き受けたため正規職転換対象者だ。博士学位所有者は専門家に分類されるため非正規職法適用対象から除外される。

これに対して講師の身分自体が曖昧な状態から出た大学側の‘一方的な措置’という批判が出てきている。培材大キム・ジョンソ教授(法学)は「時間講師は大学で講義し学生たちを評価する実質的な教員の身分であるのに教員ではないというところからすべての問題が始まる」と話した。

解雇された講師らは教員地位ばかりでなく労働者としての地位もきちんと保証されたことがないと主張している。法的保護の死角地帯にいるということだ。今学期、高麗大から解雇されたキム・ヨンゴン非正規教授労働組合高大分会長は「時間講師は雇用契約書を書くこともせず、4大保険恩恵もなく、勤労者としての認定も受けられずにいる」として「非正規職法を口実に対策もなしに切るということは欺瞞」と主張した。時間講師の身分を明確にする根源的な解決方法を見つけなければならないという指摘も出た。ト・ジェヒョン梨花女子大教授(法学)は「非正規職法によれば他の法に規定があれば適用を例外にすることができる規定がある」として「高等教育法,私立学校法等を通じて時間講師の地位を明らかにしておく代案が必要だ」と指摘した。 クォン・オソン記者sage5th@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/375979.html 訳J.S