原文入力:2009-09-09午前06:58:31
全国7位規模 光明市場 撤去予定…400余商人ら 生計見通し立たず
“安心して集い楽しめる所なのに…”市民7千人 存続要求 署名
イ・ジョンヨン記者
←8日午前、京畿光明の在来市場で商人たちが光明在来市場再開発反対集会兼休業で市場の路地商店がすべて店を閉めた。光明/キム・テヒョン記者xogud555@hani.co.kr
8日朝、普段は混み合う光明市場が突然静かになった。500余の商人たちがこの日午後、一斉に店を閉めて市庁前に集まったためだ。光明市庁前には商人と市民団体会員たちで構成された‘地域経済および中小商人興し光明ネットワーク’発隊式が開かれた。商人たちは「在来市場を殺すな」と声を高めた。
京畿道,光明市,光明3洞,光明市場。京畿西南部一帯で最大規模の在来市場で全国7位圏に入る。地域住民たちと40年間、風霜を共にした光明市場が‘ニュータウン開発’で消え去る危機に瀕した。数十億ウォンの税金をかけて市場を現代化しわずか3年にもならない。市場撤去は2年後に始まるが、その間撤去を控えて‘幽霊市場’になるのは時間の問題だ。ここで生計を受け継いできた商人たちは「ニュータウンは好みながらも在来市場を訪ね‘親庶民’を叫ぶ大統領と政治家たちを見れば憤りが爆発する」と胸を叩いた。
明け方4時頃、光明市,駕鶴洞の野菜畑から仕事を始める商人チャン・ソンオク(47)氏は「畑で摘んだカボチャ葉とキュウリを市場で売って子供たちを大学にやり、これまで私たちの家族らは暮らしてきた」として「ところで在来市場を生かすと言ったのはいつだったか、誰が良かれとニュータウン開発をするか理解できない」としてため息をついた。他の商人らの声も皆同じだった。野菜店‘ホスナムル’を営むソ・ウンミ(59)氏も「末っ子を大学にやるのに今でも稼ぎがギリギリなのに、ここまでなくなればどこへ行けばいいのか見通しが立たない」と話した。市場がニュータウン開発に含まれるという話を商人たちが初めて聞いたのは去る5月14日、イ・ヒョソン光明市長からだ。商人たちは2006年政府支援金70億ウォンまでかけて施設を現代化したここをなくすとは想像さえ出来なかった。光明市側は「開発計画住民説明会の実施と開発計画に対する事項をインターネットと地域新聞,地域放送を通じて伝えた」と主張する。しかしソ氏は「朝早く出てきて夜遅く帰るのが商人たちの暮らしなのにインターネットに載せたと言って言い逃れをするとはあきれてものが言えない」と話した。
←8日午前、京畿光明市庁前で開かれた光明在来市場再開発反対集会に参加した商人が再開発反対演説を聞いている。 光明/キム・テヒョン記者xogud555@hani.co.kr
光明市場の商人たちは朝8時頃からお客さんを迎える支度で忙しい。朝買い物をしに来たお客さんの中には食堂を営む人が多い。九老区,梧柳2洞で食堂を営むというソン・スンニョ(54)氏は「卸売市場より値段が安く新鮮なので欠かさずこちらに来る」と話した。物とお金をソン氏と忙しくやりとりした‘群山商会’のファン・ソンジャ(57)氏は市場再開発の話を始めるや怒りを爆発させた。アン・ギョンエ光明市場商店街振興事業協同組合理事長は「8月末現在、400余の商店の商人とここで働く人を合わせれば計865人にもなる」として「光明市場が消えればこれらの働き口とここと取り引きして生計を立てている人まで含めて約3000人余りの生存権が脅威を受ける」と主張した。
地域住民たちにも市場が消えるということは残念でならないことだ。光明は庶民が多く暮らす地域なのに、市場がなくなれば地域物価が上がる可能性が大きいためだ。午後6時頃、ビンデトック店にお客さんが込み合う。こちらでも市場がなくなるという便りは話題になっている。光明で生まれ50年を生きてきたイ・サンギル氏は「ビンデトック1000ウォン,カルグクス2000ウォン,野菜や魚は言うまでもなくこんなに安いところがなくなれば、光明市の物価はあっという間に上がるに決まっている」と話した。永登浦に住むヨン・ムヌン(72)氏は「こんなに安くて施設もきれいな光明市場を訪ねて1年になった」として「他の地域住民たちにも人気が高いのに、なぜなくそうとするのか理解に苦しむ」と話した。中小企業庁市場経営支援センターが調査した結果によれば、市民たちが心配するのも無理はない。センターは最近全国8ヶ地域の在来市場と同じ商圏にある企業型スーパーマーケットで売られる36ヶ品目の価格を調査した結果、在来市場の売り値が15.4%も安いことが明らかになったと明らかにした。
在来市場が地域社会で一つの広場の役割をしていることも、市民にとっては他の何とも変えることができない大切なことだ。光明市,鉄山洞に住むチ・ミョンスク(45)氏は「光明市場は市場としても立派だが私たちのような庶民が安心して会食や集いを楽しむことができる所」と話した。キム・ジウク(56)氏も「3年ほど前にイーマートができるといって歓迎したが、結局庶民が安さと情まで感じることができる所は光明市場だった」と話した。去る6月、商人たちが始めた光明市場存続要求署名運動に参加した市民たちはいつのまにか7000人を遥かに越えた。
光明/イ・ジョンヨン記者xingxing@hani.co.kr
原文: 訳J.S