原文入力:2009-09-07午後11:04:34
キム・ミンギョン記者
←7日午後、ソウル,麻浦区,新水洞‘新村リサイクルセンター’駐車場に再使用できる家具や家電製品を新しい購買者に配達するためのトラックが待機している。
捨てる時 金をかけなくて良く
買いたい人が安く買えて良く
環境配慮まで‘一石三鳥’
地方自治体 5ヶ所中 1ヶ所 連係
関心・広報不足が残念
家庭主婦イ・ヒョンジュ(38)氏は最近、新居を設け引越しを準備しソウル,麻浦区庁に電話をかけた。結婚後13年間使った家具や家電製品を捨てようと大型廃棄物排出申告をし手数料を聞くためだった。
ところが区庁では手数料を受け取る代わりに区庁が委託運営する‘新村リサイクルセンター’(麻浦区,新水洞)を紹介した。イ氏の連絡を受けて来たリサイクルセンター職員たちは家具などをただ持っていった。イ氏は「リサイクルセンターがあるという事実を今回初めて知った」として「手数料を別に払わなくても良く、まだ使える物を必要な人が再使用できると言うので気分が良かった」と話した。
家庭や会社でゴミを捨てる時に従量制封筒を購入するように、大型廃棄物を捨てる時も別途の費用がかかる。指定された場所まで大型廃棄物を運ぶことも捨てる人の責任だ。以後、大型廃棄物は大部分が現場で分離・解体された後、積換場に運ばれる。環境部の‘2007年ゴミ従量制年報’によれば、こういう過程を経た大型廃棄物は焼却(65%),埋めたて(17%),リサイクル(15%)される。しかし、リサイクルセンターを利用すれば、排出者は無料で大型廃棄物を排出でき、排出された廃棄物は親環境的に再使用される一石二鳥の効果を得ることができる。
実際、新村リサイクルセンターには区庁の紹介で入ってくる再使用可能な大型廃棄物が全体物品の20%にもなる。主に新規開業した事務室がリサイクル品を買うためにこちらを訪ねるが、一般の人も一日20~30人余りが訪問する。
だが、こういうリサイクルセンター制度は広報不足と一部地方自治体の関心不足により未だ活性化できずにいる。市民団体の‘資源循環社会連帯’(共同代表 キム・ジョンウク)が去る2日出した‘大型廃棄物処理実態調査および再使用活性化方案研究’報告書によれば、調査対象とした基礎地方自治体81ヶ所(全体232ヶ所)の中で、大型廃棄物排出申告受付時にリサイクルセンターと連係するシステムを備えているところは15ヶ所(19%)に過ぎなかった。
ホン・スヨル資源循環社会連帯政策チーム長は「再使用は国家資源循環政策でリサイクルより更に良い方法だが、再使用を活性化する規定と支援が弱い」として「区庁の広報活性化はもちろん、大型廃棄物排出とリサイクルセンターの連係を後押しするシステム構築が必要だ」と話した。近くのリサイクルセンター案内は管轄区庁清掃課などに問い合わせすれば良い。 キム・ミンギョン記者salmat@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/375433.html 訳J.S