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‘ウイグル族 注射器攻撃’ 抗議デモ…5人死亡

登録:2009-09-05 09:17
https://www.hani.co.kr/arti/international/china/375078.html

原文入力:2009-09-05午前03:04:48

チョ・ギウォン記者

中国政府が新疆ウイグル自治区省都のウルムチで起きたデモで5人が亡くなったと4日明らかにした。チャン・ホン ウルムチ副市長は「今回のデモで無実の市民2人を含む5人が亡くなり14人が病院に入院した」と話した。チャン副市長は亡くなった人々が漢族なのかウイグル族なのか、そしてどのようにして亡くなったのかなど、詳しい事項については明らかにしなかった。

ウルムチでは去る3日、漢族数万人が最近ウイグル人がエイズ感染危険のある血液が入れられた注射器で人々を攻撃する事件が発生したとして大規模抗議デモを行い始めた。中国政府は注射器攻撃を受けた痕跡がある人々が531人に達すると明らかにしたと<新華社通信>が伝えた。4日にも漢族のデモ隊数千名が集まり、中国中央政府の措置に対し抗議デモを行った。1千余人以上のデモ隊はこの日午後、ウルムチ市内の南湖広場付近で武装警察と一時対立することもした。デモ隊は警察にペットボトルを投げるなど抗議デモを行った。

中国政府は武装警察を投じ催涙弾を発射する鎮圧作戦を行い、デモをひとまず解散させた。デモが発生した市内主要道路の車両通行を全面禁止し警備を強化するなど強硬対応している。チャン副市長は「暴力行為に加担する者は種族に関係なく厳しく処断する」と警告した。中国政府は許可を受けていない集会とデモは全面禁止した状態だが、ウルムチ市内には緊張感が漂っていると外信は伝えた。去る7月にも新疆ウイグル自治区でウイグル族と漢族の大規模デモが起き、200人ほどが亡くなった事態が発生した。

チョ・ギウォン記者garden@hani.co.kr

原文: 訳J.S