原文入力:2009-09-04午後11:38:28
交渉中 解雇名簿 個別通知
労組 “職場閉鎖すれば工場占拠”
チョン・デハ記者
錦湖タイヤ会社側が4日労使交渉中に奇襲的に整理解雇者予告名簿を通知し労組が全面ストライキに入った。
錦湖タイヤ会社側はこの日午後2時から勤務組別に携帯電話文字メッセージで整理解雇予告対象者690人の名簿を個別通知した。会社は去る7月17日、労組に構造調整計画を明らかにした後、8月17日には労働庁に整理解雇申請書を提出し、8月23日に労組に整理解雇者予告名簿を通知した。団体協約には会社が構造調整をしようとする場合、60日以前に労組に通知するように規定されているため16日以後には整理解雇者名簿を個別通知することができる。会社関係者は「異議申請を受けるために予告名簿を通知した」と話した。
これに対し金属労組錦湖タイヤ支会はこの日午後2時30分から光州・谷城・平沢など3ヶ所の工場で全面ストライキに突入した。光州市,光山区,素村洞の光州工場の午後勤務者400人余りは工場稼動を中断し勤務組別に討論を行っている。整理解雇者予告名簿を通報された一部労組員は会社関係者を訪ね荒々しく抗議することもした。
労組は万一会社側が去る8月25~27日に続き2回目の職場閉鎖を強行すれば工場占拠で対抗する計画だ。会社側が職場閉鎖と施設保護要請を強行し、労組が工場占拠ストライキで対抗する場合、‘第2の双龍車事態’に広がる憂慮も提起されている。錦湖タイヤのある組合員は「実務交渉が進行中なのに整理解雇予告名簿を通知したことは、労組を強硬闘争に追いやろうとするもの」と話した。
錦湖タイヤ労使はこの日午前10時から実務交渉を始めたが、異見が容易に狭まらずにいる。労使間の最も大きな争点は、工程別職務調整と外注人員投入、無給循環休職制の導入可否だ。労組は8月20日の交渉で当初の賃金7.48%引上案を凍結に下げ、2008年追加成果給要求を撤回すると提案した。
だが会社側は△転換配置と仕事場分かち合い△品質革新△工場稼動柔軟性△福利厚生縮小など6項目を一括受け入れなければ勤労者の17.9%にあたる706人を整理解雇するという意思に固執している。これに先立ち、会社は労組幹部21人を業務妨害疑惑で検察に告訴した。労組のある幹部は「労組が修正案を提示したのに会社は6項目を一括的に受け入れろとゴリ押ししている」として「会社が6項目強要と職場閉鎖に出てくるならば労組としては強力なストライキで対抗するしかない」と話した。
光州/チョン・デハ記者daeha@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/375045.html 訳J.S