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‘統合’装い‘執権2期’速度戦 準備

登録:2009-09-04 10:00

原文入力:2009-09-04午前07:02:41
政府批判 チョン・ウンチャン 抱え込み‘保守色脱皮’
忠清総理で地域掃討…地方選挙に備え

ファン・ジュンボム記者

←教授から総理へ  新国務総理候補者に指名されたチョン・ウンチャン前ソウル大総長が3日午後ソウル,冠岳区のソウル大社会科学大学の自身の研究室前で記者らと話している。 キム・テヒョン記者xogud555@hani.co.kr

‘MB破格人事’何が狙いか

‘9・3改閣’は中道実用と統合基調の強化,党政疎通の強化,年齢・期数の破壊など、多目的な布石が込められた人事と解説される。先月31日の大統領府改編で参謀らの親衛体制を強化したとすれば、内閣は‘統合型’の別の姿となり執権中盤期の国政運営に速度を出すというのがイ・ミョンバク大統領の構想と見える。

何より政府の経済政策を批判してきて一時は野党圏の大統領候補としても論議されたチョン・ウンチャン前ソウル大総長を国務総理候補者に指名したことの含意が大きい。まず、イ大統領が最近掲げている‘中道実用’の旗を確かに掲げて見せたものだというのが大統領府の説明だ。最近中道を掲げ親庶民行動を見せ‘金持ち政府’,‘保守大統領’というイメージを払拭しようとする努力の頂点に‘チョン・ウンチャン総理’カードを選んだことにより効果の極大化を狙ったものだ。イ大統領の核心参謀は「今後、中道実用の国政運営基調を明確に続けるだろう」と話した。

チョン候補者が忠清圏出身という点で、地域掃討の意味も少なくない。イ大統領は早目にチョン候補者とシム・デピョン前自由先進党代表など忠清圏人士を中心に総理の器を検討してきた。8・15祝辞でも明らかにした‘国民統合’の象徴性を考慮してのことだという。イ大統領が忠清圏総理にそのように執着した背景には、来年の地方選挙を意識した政治的意味合いも一部作用したようだ。現在、忠清圏国会議員24人の内、ハンナラ党所属はソン・グァンホ議員(忠北,提川)1人に過ぎないほどハンナラ党は忠清圏でぜい弱だ。

大統領府は何ヶ月も前からチョン候補者を有力な総理の器として念頭に置き水面下で接触をしてきたと知られた。参謀らはイ大統領に「中道実用と親庶民,統合コンセプトに適合する候補」としてチョン候補者を積極的に推薦し、去る7月初めにイ大統領がこれを受け入れクァク・スンジュン未来企画委員長等を通じてチョン候補者に入閣意志の有無を打診してきたと伝えられた。チョン候補者も昨年とは異なり知人らを通じ総理職をひきうける意向があることを明らかにしていたところだ。国家情報院など人事チームの一次検証もその頃になされた。

だが先週までイ大統領の意中はシム・デピョン前自由先進党代表が0順位だったという。そうするうちに先週末、イ・フェチャン先進党総裁の反対で‘シム・デピョン カード’が失敗に終わった直後、‘チョン・ウンチャン カード’に固まった。大統領府は去る1日、チョン・ジョンギル大統領室長を通じイ大統領の決心をチョン候補者に伝え‘4大河川再生’や世宗市問題などに対するチョン候補者の見解を尋ねるなど‘最終面接’を行ったという。イ大統領はチョン候補者が経済政策で自身と大きな見解差異がないと判断し、去る2日に最終指名した。イ大統領は3日午前、チョン候補者を大統領府に呼び面談した後、午後に改閣名簿を発表した。 ファン・ジュンボム記者jaybee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/374898.html 訳J.S