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総理候補 チョン・ウンチャン“MBと経済見解に差がない”

登録:2009-09-04 09:27

原文入力:2009-09-03午後09:53:19
減税・大運河批判の立場から変化…
ハンナラ チェ・ギョンファン,イム・テヒ,チュ・ホヨン議員 長官指名

ファン・ジュンボム記者

←教授から総理に  新国務総理候補者に指名されたチョン・ウンチャン前ソウル大総長が3日午後、ソウル,冠岳区のソウル大社会科学大学の自身の研究室入り口で記者らと話している。 キム・テヒョン記者xogud555@hani.co.kr

イ・ミョンバク大統領が3日新国務総理候補者にチョン・ウンチャン(63)前ソウル大総長を指名した。また法務部など5部署長官を交替し政権スタート時から空席の特任長官候補者にチュ・ホヨン(49)ハンナラ党議員を指名した。

法務部長官候補にはイ・クィナム(58)前法務部次官、国防部長官にはキム・テヨン(60)合同参謀本部議長、知識経済部長官にはチェ・ギョンファン(54)ハンナラ党議員が指名された。労働部長官にはイム・テヒ(53)ハンナラ党議員、女性部長官にはペク・ヒヨン(59)ソウル大食品栄養学科教授が指名された。

今回の‘9・3改閣’は昨年の7・7改閣と今年の1・19改閣に続く3回目改閣だが、政府スタート後初めて総理を含む中幅交替であり、事実上イ・ミョンバク政府‘2期内閣’構築の意味がある。チョン総理候補者は改革指向の経済学者で、この間減税と大運河事業など政府の経済政策を批判したうえ忠清出身なので政府の‘中道実用’と‘統合’基調に拍車を加える意味があると大統領府が説明した。チョン候補者は野党圏の有力大統領候補として論議された人物であり、次期大統領選挙の構図にも波紋を及ぼすものと見られる。

キム・ウンヘ大統領府報道官はチョン候補者指名と関連して「ソウル大総長を務めた国内の代表的な経済学者として学会長と総長在任時に優れた組織管理成果を見せ、特有の親和力と幅広くグローバルな人的ネットワークを通じ各種国政課題を推進する中で包容と和合の統合的リーダーシップを発揮すると判断される」と明らかにした。

チョン候補者はこの日、内定発表直後の記者懇談会で「イ大統領も私も、競争を促進するものの遅れをとった人には配慮しなければならないという考えを持っている」として「経済問題で見解差が大きくない」と話した。この間批判してきた‘4大河川再生’事業に対しても「親環境的に作り同時に4大河川周辺に快適な中小都市を作ることを目標にするならば、あえて反対する理由はない」と話した。世宗市建設に対しては「原点に戻すことは難しいが原案どおりするということもやさしくはない」として、「原案よりは修正案で行くべきかと思う」と話した。

この日の発表で内閣はソウル出身4人,京畿1人,釜山・慶南2人,大邱・慶北3人,忠南2人,忠北3人,全南1人,済州1人となった。閣僚の平均年齢は既存62.4才から59才に若がえった。

改閣に対してノ・ヨンミン民主党スポークスマンは「イ大統領とチョン候補者は2人のうち1人が所信を引っ込めてこそ可能な組み合わせ」として「果たしてこの組み合わせが巡航するのか疑問だ。誰が所信を曲げるのかを見守る」と明らかにした。パク・ソニョン自由先進党スポークスマンは「無理やり忠清総理に戦利品長官」として「チョン候補者が一声で世宗市を修正して推進すると発言するのは、それだけで総理の資格がない」と話した。

一方、イ大統領はこの日大統領府メッセージ企画官にキム・トゥウ(53)政務企画秘書官を任命した。
ファン・ジュンボム記者jaybee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/374771.html 訳J.S