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‘4大河川再生’他の川を殺す

登録:2009-09-02 20:20
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/374536.html

原文入力:2009-09-02午後07:32:10
環境部 来年‘水質改善予算’4大河川に75%集中
民主党“下水管整備・廃水処理事業費 偏重深刻”

イユ・チュヒョン記者

環境部が2010年度河川水質改善事業費の75%を4大河川に注ぎ込む一方で4大河川を除く他の河川に対する水質改善投資は大幅に削減されたことが明らかになった。

民主党大運河対策特別委(委員長 チュ・ミエ)は2日記者会見で‘2010年環境部予算要求案’分析結果を公開し、「政府の4大河川整備事業が4大河川の水質悪化,生態環境破壊に止まらず4大河川以外の河川水質改善投資を遮断し‘全国河川殺し事業’となっている」と主張した。

分析結果を見れば、環境部が来年全国河川の水質改善事業費として捉えた予算は1兆7000億ウォンで、この内4大河川重点管理地域が75%(1兆2900億ウォン)を占めた。4大河川以外の他地域は4100億ウォンに過ぎなかった。環境部は2009年度予算では水質改善総事業費2兆1054億ウォン中、4大河川に40.5%(8537億ウォン)を投じた。4大河川は水質改善事業費が4398億ウォン増えた反面、その他の地域は反対に8417億ウォン減った。政府は4大河川再生事業を計画し、環境部が管理する全国河川117ヶ中圏域の内34ヶ所を4大河川重点管理地域に定めた。

具体的に調べれば下水管整備事業の場合、4大河川は3681億ウォン,他の河川には37億ウォンで4大河川が何と99倍に達した。水質に大きな影響を及ぼす工団廃水処理場予算も4大河川は656億ウォンの配分を受けたが、他の地域は144億ウォンにしかならなかった。このために4大河川以外の河川では廃水処理場事業費が不足し、2010年竣工予定だった廃水処理場20ヶ所が工事中断の危機に置かれたと民主党は分析した。来年完工予定の下水処理場の場合も4大河川には事業費を100%反映したが、4大河川以外の地域には年次事業費の30%だけを配分した。2011年以後に完工する下水処理場の場合には、4大河川は年次事業費を支援することにしたが、その他の河川は事業費の4%だけを反映した。

大運河特別委委員のキム・サンヒ議員は「今年4大河川予算が本格化し予算偏重がより一層深刻化した」として「しかし4大河川支流の水質が改善されなければ4大河川本流の水質改善事業も効果が少ない」と話した。

イユ・チュヒョン記者edigna@hani.co.kr

原文: 訳J.S