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‘シム’が抜けた忠清 票心…地方選挙 血闘 予告

登録:2009-09-01 10:31

原文入力:2009-08-31午後09:44:12
‘シム・デピョン離党’先進党 身内締め付けに出る
ハンナラ 歓迎・憂慮交錯…民主は歓迎

ソン・ヨンチョル記者,イユ・チュヒョン記者,ソン・インゴル記者

←イ・フェチャン自由先進党総裁が31日午前、ソウル,江北区,水踰洞のアカデミーハウスで国会議員研鑽会の開始を待ちながら考えに耽っている。 キム・テヒョン記者xogud555@hani.co.kr

政界がまた忠清に注目している。自由先進党代表であったシム・デピョン議員の離党という変数が登場し、忠清圏の‘政治的流動性’が大きくなったからだ。各党は来年6月の地方選挙に及ぼす影響を計り民心の行方に神経を尖らせた。

先進党は悪材料が負担になる。31日ソウル,水踰洞のホテルアカデミーハウスで開かれた国会議員研鑽会の途中、一部市長・郡守,地方議員らの離党の便りが伝えられるや、波紋を憂慮する声が出てきもした。この日イ・ジュンウォン公州市長とチェ・ホンムク鶏龍市長,ユ・ハンシク燕岐郡守が離党し、市・道議員の多数も離党または離党の動きを見せている。

しかしイ・フェチャン総裁はシム前代表の離党を‘騒動’と規定し禍転じて福となすの契機にしようと内部を締め付けた。イ総裁は「大統領選挙と総選挙を裸足で走り編み出した政党が簡単にこういう騒動で動揺してはならない」として「危機はむしろ貴重な機会でもある。もう一度私たちの地域基盤である忠清の民心を読み初心に帰るだろう」と話した。先進党は今回のことを契機に与党と大統領府により一層刃を研ごうとする雰囲気だ。クォン・ソンテク議員は「部分的な民心離脱があるだろうが、忠清を無視する政府とハンナラ党に対抗し鮮明な野党の姿を見せるならば来年の地方選挙ではるかに有利な部分もある」と話した。先進党は研鑽会でシム前代表の離党が政府・与党の政治工作のせいだと批判し、定期国会で△4大河川事業拙速推進阻止△金持ち減税批判など、政府実情を暴くと意気込んだ。

ハンナラ党では憂慮と歓迎の雰囲気が交錯している。忠清圏国会議員24人の内、ハンナラ党所属はソン・グァンホ最高委員(忠北,提川・丹陽) 1人に過ぎない。それほど党勢がぜい弱だ。その上に、この間ハンナラ党に友好的だった先進党が与党に対する攻撃の程度を高める場合、与党の国政運営に負担となり地域世論も背を向けかねない。クォン・テクキ議員は「今、改憲や選挙区制,行政区域改編など懸案が多いが、ハンナラ党一人で引っ張っていくことは難しくないか」と話した。ハンナラ党が無所属となったシム前代表を連れていかなければならないのではないかという声が出てくるのもこのためだ。一部では今回のことを契機に、先進党に対する忠清圏の信頼が弱くなればハンナラ党に有利に作用するという分析も出ている。

忠清圏で議席8席を確保している民主党は、ひとまずはうれしいそぶりだ。忠清圏で最も大きな政治勢力である先進党が分裂し、ハンナラ党-先進党共助の輪も崩れ、民主党としては食い込むスキ間が広くなったと見るためだ。大田の事情をよく知るある民主党関係者は「世宗市問題などで先進党が忠清圏の期待に応えておらず不満が積もって行ったが、こういう分裂の兆しまで見えるなら、より一層支持率が下がるだろう」と話した。ソン・ヨンチョル,イユ・チュヒョン,大田/ソン・インゴル記者edigna@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/374154.html 訳J.S