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8万7586人 半世紀待ったが…離散家族 とても悲しい心情

登録:2009-08-29 08:42

原文入力:2009-08-28午後07:19:53
“生死確認でもしてくれ”

クォン・ヒョクチョル記者

←南北赤十字会談南側首席代表のキム・ヨンチョル大韓赤十字社事務総長(左側)と北側首席代表のチェ・ソンイク朝鮮赤十字社中央委副委員長が28日午後、金剛山ホテルで開かれた終結会議で合意文を交換している。 金剛山/写真共同取材団

離散家族対面は‘時間との戦い’と呼ばれる。高齢という離散家族の特性上、毎年4千人内外が故郷に置いてきた血縁を懐かしがりながら亡くなっているためだ。

1988年から先月末まで統一部離散家族情報統合センターに登録された離散家族対面申請者12万7408人の内、3万9822人(31%)がすでに死亡した。その上、高齢者が多いために対面を待ちながら亡くなる離散家族の数も急増している。2004年には3570人が亡くなったが2007年には4304人,昨年には5626人と死亡者が増加している。

実際に対面を待つ離散家族生存者8万7586人の年齢帯を見れば、問題の深刻性が分かる。90才以上が4.8%,80~89才33%,70~79才38.3%,60~69才15.1%,59才以下8.8%であり、70才以上が全体の76.1%を占めている。政府関係者は「南北ともに70を越えた離散家族の比率が高く、特に北側は食料事情や医療状態が悪く高齢者の生存可能性が低いだろう」と話した。大規模対面がない限りこれらが生きている間に‘恨’を解くのは容易でないことが分かる。

28日離散家族対面再開の便りが伝えられるや大韓赤十字社と北側5道庁などには離散家族の問い合わせが続いている。韓国戦争の時、黄海道延白郡に母親と弟たちを置いてきたイ・ドンホ(79)氏は「秋夕離散家族対面行事を再び実施することに合意したことはとてもうれしいが、対面規模がとても小さい」として「直ちに対面機会拡大が難しいならば生死確認や手紙交換だけでもなされなければならない」として残念がった。今回も離散家族対面申請者8万7586人の中で100人だけが北側の家族に会えるために対面候補者に当選するのは‘ロト’に近い。

クォン・ヒョクチョル記者nura@hani.co.kr

原文入力: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/373684.html 訳J.S