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家計は相変らず腰のベルト‘しっかり’…下位20%所得90万ウォン

登録:2009-08-29 01:11

原文入力:2009-08-28午後09:59:32
2分期 家計動向 調べてみれば
実質所得 減少幅 一層拡大…利子支出 11%増
黒字率減少…下位20% 月間赤字 38万ウォン

キム・ギテ記者,チョン・ナムグ記者

←全国世帯黒字率推移

統計庁が28日発表した‘2分期家計動向’資料は家計収支がますます悪くなっていることを如実に示している。2分期に実物経済が比較的大幅に好転したが、家計実質所得は減少幅がむしろ拡大した。反面、家計の処分可能所得の中で消費したお金の比率を意味する平均消費性向は73.7%で、景気後退前の2008年1分期水準(73.8%)に肉迫している。これは家計の黒字率が落ち負債比率は高まっていることを意味する。

家計は所得が増えずタバコ(9.9%)と酒類(5.3%)消費(合計2万6000ウォン)を大きく減らすなど、腰のベルトをきつくしめた。家具および照明器具購入を29.0%減らすなど、家庭用品および家事サービス支出(7万1000ウォン)も3.3%減らした。しかし教育費支出(23万6000ウォン)が4.4%増え、特に保健費支出(14万ウォン)が昨年2分期に比べ22.5%も増えた。

深刻なのは低所得家計で家計収支が‘危険’水準に突っ走っている。全国の世帯全体の2分期所得は月平均329万9000ウォンで前年同期より0.1%増加したが、所得下位20%階層の場合は90万1900ウォンで2.7%も減少した。特に租税と年金保険料,利子費用など非消費支出を除いた可処分所得で見れば5.1%も減少した。この階層は消費支出が3.4%増え、月平均家計収支赤字額が38万ウォンに達した。黒字率は-54.1%で昨年に比べ12.6%ポイントも下落した。下位20%を除いた他の所得階層は家計収支が全て黒字であり、黒字率も昨年に比べ3%ポイント以上離れていなかった。これは景気後退の打撃を低所得階層が最も激しく受けていることを意味する。

家計動向資料は利子費用支出額をきちんと反映できない。しかし利子費用の増加推移は伺うことができる。2分期全国世帯の利子費用支出額は前年同期より11.1%増えたことが分かった。都市勤労者世帯では利子費用増加率が22.5%に達した。これは家計負債が継続して増えているという他の統計と脈絡を共にする。

一方、階層別所得格差と関連して統計庁は今回初めて経済協力開発機構(OECD)方式による分期所得5分位倍率を出した。この基準を見れば、所得水準下位20%の収入に比べた上位20%の所得水準は去る2分期に5.11と現れ、昨年2分期の5.25に比べ0.14減ったことが分かった。所得不平等度が緩和されたという意味だ。統計庁の計算方式は各階層の平均所得の他にも階層別平均世帯構成員数も合算して計算したものだ。これとは違い階層別平均世帯構成員数を計算せずに過去のように単純所得額だけを比較する場合、所得5分位倍率は2分期にも大きくなったことが分かった。

キム・ギテ,チョン・ナムグ記者kkt@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/373655.html 訳J.S