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‘龍山惨事’裁判所-弁護団 衝突

登録:2009-08-21 11:08
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/372314.html

原文入力:2009-08-20午後07:34:14
弁論拒否宣言に退廷命令…公判跛行 長期化も

ノ・ヒョンウン記者

大法院が裁判官忌避申請を最終棄却したことにより再開された‘龍山惨事’裁判が、裁判所と弁護団の衝突で跛行を始めた。弁護団の弁論拒否と裁判所の退廷命令、および国選弁護人投入での公判が失敗に終わったことに続き、今後も公判を正常に進行するのは難しいという展望が出てきている。

ソウル中央地裁刑事合意27部(裁判長 ハン・ヤンソク)審理で20日再開された公判で、イ・チュンヨン(36)龍山4区域撤去対策委員長など被告人9人の弁護団は検察が公開を拒否する捜査記録3000余ページが提出されなければ防御権行使が難しいとし、弁論中断意思を明らかにした。クォン・ヨングク弁護士は捜査記録公開を要求する憲法訴訟結果が出るまで公判を中止してくれという申請も裁判所が棄却し「被告人らの防御権を妨害する不正義な裁判に協力しないために弁論を拒否する」と明らかにした。

裁判所は弁論拒否する意思を繰り返し確認し、弁護団に「出て行ってくれ」として退廷を命令した。10分後に弁護人6人が法廷を出て行くと今度は傍聴客たちが「捜査記録もなくて弁護人もいないのにどのやって裁判を進行するのか」として荒々しく抗議した。裁判所は休廷を宣し「検察の捜査記録非公開に対しては他の制裁手段がなく弁護団の裁判所忌避申請も棄却されたので裁判を進行する」として傍聴人の説得に出ることもした。

裁判所は弁護人なしでは公判を進行できないという点のために国選弁護人を急遽投じたりもしたが、結局「今日は公判を進行できないようだ」として閉廷し来月1日を公判日程に定めた。

しかし、弁護団が弁論拒否を宣言した上に、被告人らも法廷に出てくることを拒否する可能性があり、今回の事件の進行は今後も跛行を経るものと見られる。‘龍山撤去民惨事汎国民対策委員会’関係者は「被告人らが出廷拒否などを議論するだろう」と話した。

弁護団は検察が捜査記録1万余ページの中で3000ページを公開しないので、去る5月裁判所に捜査記録閲覧・謄写を要請した。裁判所は捜査記録公開を命令したが検察は継続して公開を拒否している。弁護団はこれに対し捜査記録押収などを要求し裁判所忌避申請を出し大法院は去る11日これを最終棄却した。

ノ・ヒョンウン記者goloke@hani.co.kr

原文: 訳J.S