本文に移動

偽装転入・ダウン契約書(*) 論難 予告

登録:2009-08-16 21:10

原文入力:2009-08-16午後08:34:57
キム・ジュンギュ候補者 聴聞会 争点
ミスコリア審査・‘オレンジ検事’論難・便法贈与疑惑
“盧前大統領 捜査 粗捜し式ではなかった”検察庇いだて

(*)ダウン契約書:脱税目的で実際の不動産取引価額より安い価格の契約書を別途作成するもので韓国ではこれが蔓延している。(訳者注)

パク・ヒョンチョル記者,ソン・ホジン記者,キム・ギョンホ記者

←キム・ジュンギュ検察総長候補者が先月30日ソウル,瑞草洞のソウル高等検察庁会議室を出て、出入り記者らと話を交わしている。 キム・ギョンホ記者jijae@hani.co.kr

17日に開かれるキム・ジュンギュ(54)検察総長候補者の人事聴聞会は内憂外患に苦しめられた検察が2ヶ月余りぶりに新しい総帥をむかえ安定させられるかが決まる席だ。検察内外では‘スポンサー’論議で落馬したチョン・ソングァン 前候補者に比べれば決定的な傷はないという評価も出てきている。

しかし、1つ2つと明らかになっている問題点は不正と疑惑の‘デパート’までには至らなくとも‘雑貨店’水準にはなるという指摘が出ていてキム候補者としては安心してばかりもいられないように見える。

まず1992年と1997年に子女の進学目的で2度にわたってなされた偽装転入がキム候補者が越えなければならない山だ。キム候補者が「誤った行動であることを認める」として機先を制し、控訴時効も過ぎてはいるが厳然たる住民登録法違反であるためだ。江南学区に2人の娘を送ろうとする目的を越え、夫人が教鞭を執っていたソウル,盤浦洞の世和女子高と世和女子中に進学させたので非難の可能性が加重されると見られる。

16日イ・チュンソク民主党議員が提起したアパート売買価格縮小申告も見過ごせない問題が。キム候補者は「仲介業者の言うとおりにしただけであり、契約に直接関与しなかった」と説明したが、高位公職者候補らがいつも同様な問題にする説明と同じなので強力な追及が予想される。

昨年4月にミスコリア大会大田・忠南地域予選審査委員長を引き受けたことも資質を疑わせるものとして議論される。キム候補者は平日に大会審査に参加し、大田高検長業務の延長線だと説明した。これに対し、韓国女性団体連合と韓国性暴行相談所は「代表的反女性行事であるミスコリア大会の審査委員長を引き受けたことは、公職者が基本的に備えなければならない性平等意識と人権意識の欠如を証明している」として、任命に反対する意見書を国会に出した。

←キム・ジュンギュ検察総長候補者人事聴聞会争点

キム候補者はこれと共に大田と釜山高等検察庁長在職時期に選手たちと共にヨットに乗ったり、市が運営する乗馬場を利用し‘オレンジ検事’論難に包まれている。夫人の父から1998年に非課税対象である5億ウォンの無記名債券を受け取ったことも便法贈与論議を惹き起こした。

検察改革意志が微弱に見える点も資質論議から外せない。彼は16日国会に出した聴聞会書面質問答弁書で「検察が大小の捜査で国民の期待に添えなかったことは事実」として低姿勢になった。しかし盧武鉉前大統領の捜査に対しては「検察が意図的に世論裁判式,粗捜し式捜査をしたことはなかった」として、世論とかけ離れた認識を表わした。彼は“捜査パラダイムの変化”という曖昧な表現で改革性の不足を埋めようとする姿も見られた。

国会法制司法委員会所属パク・ヨンソン民主党議員は「偽装転入を認めた上に不動産ダウン契約書作成疑惑まで提起されていて法を犯した人が法治を扱う検察総長になることは適切でない」として徹底した検証を予告した。

パク・ヒョンチョル,ソン・ホジン記者fkcool@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/371493.html 訳J.S