原文入力:2009-08-13午後11:17:00
定年退任を迎えたイ・ジェジョン聖公会大総長
パク・チャンシク記者
←イ・ジェジョン聖公会大総長. イ・ジョンチャン選任記者rhee@hani.co.kr
イ・ジェジョン聖公会大教授が21年間の教壇活動を終え、13日定年退任した。彼は1988年聖公会神学院校長に任命され、93年に聖公会神学大学学長,94年総合大学教昇格後、初代および2代総長を務めた。進歩主義学風のメッカを指向する‘聖公会大実験’を直接設計し一貫して牽引してきた人物に挙げられる。
進歩学者たちと学問・実践共同体作った21年
‘聖公会大実験’今後は平和統一に広げること
イ教授はこの日<ハンギョレ>とのインタビューで「他の大学ができない仕事をする大学、すなわち社会的政治的代案を作り民主化と社会正義に寄与する大学を作ろうと思った」と88年の校長時期を回顧した。彼はまた「進取的創意的な進歩主義学問風土を作り、学際間障壁を越え歴史的,社会的流れを総合的に生み出す聖公会学派を作ろうということが目標だった」と話した。
21年間の成績表を自評してくれという問いに、彼は「個人的には半分ぐらいは夢をかなえたと考える」として幸福感を表わした。彼は「聖公会大が社会的に寄与することを考えればB+単位はもらってもかまわない」として学内進歩指向学者たちにその功績を回した。
実際に彼は進歩陣営の代表的知性たちを聖公会大にあまねく引き込み育てたという評価を受けている。現在、客員教授であるシン・ヨンボク氏をはじめチョ・フィヨン(社会学)キム・ドンチュン(社会学)イ・ヨンファン(社会福祉学)キム・チャンナム(言論学)ハン・ホング(韓国史)イ・ジョング(社会学)イム・ギュチャン(国文学)氏など大部分が彼の総長時期に採用された。
彼は退任講演で「聖公会大は‘ともに立つ森’という新しい学問と実践の歴史的共同体を指向した」として「(聖公会大の出現は)競争と勝利,規模と財力で表現される支配構造で、どうすれば‘小さなこと’と‘外縁’,‘無名’の価値を作り出すことができるかという一つの実験だった」と話した。彼は「既存秩序にひざまずくのではなく正義と平和,良心と自由そして平等と人権の新しい秩序のための自己献身が必要だ」と大学の社会的責任も繰り返し強調した。
彼は退任後にも学校の要請により1,2科目の講義を引き受けることにした。また聖公会大付設で‘南北和解と平和研究所’を作りたいという希望を明らかにした。統一部長官と民主平和統一首席副議長を務めた豊富な経験と知性を活用したいという意だった。
彼は去る6月、参加政府で政策諮問などを引き受けた学者らが作った韓国未来発展研究院の理事長に選任された。イ研究員を基盤に「進歩と民主主義の未来を研究することにも注力するだろう」と彼は明らかにした。
パク・チャンシク選任記者cspcsp@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/371052.html 訳J.S