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侵略美化 日本,前幕僚長 今度は‘核武装’妄言

登録:2009-08-08 14:19

原文入力:2009-08-07午後07:14:30
田母神, 広島で講演

キム・トヒョン記者

昨年、侵略戦争を美化する論文を発表し更迭された田母神俊雄(写真)前航空幕僚長が‘広島原爆の日’である6日、広島市内のホテルで核武装を主張する講演を行った。

田母神前幕僚長はこの日、850人規模の講演会場をいっぱいに埋めた講演会で自身を危険視する世論を意識してか“危険人物 田母神です”という挨拶で座を笑わせた後「核兵器根絶は絶対に不可能だ。夢みたいな話」として日本核武装論を展開した。彼は「各国首脳も核武装を通じて強い国になる方が安全だと考えている」として「日本も世界で生き残るために核武装を追求しなければならない」と主張した。彼は「核兵器戦争には勝者がないので大きな戦争が起きない」と付け加えた。

講演主催側である日本最大の右翼団体,日本会議の広島支会は「被害者の感情を配慮してくれ」という広島市の日程延期要請を拒否しこの日講演会を強行した。主催側は先月27日、地域新聞広告を通じ「昨年も一昨年も広島の平和宣言には北核問題に対して一言も言及しなかった」として「広島市民として核兵器の犠牲にならないために何をしなければならないか考えるのは広島の平和念願と同じこと」と主張し講演会強行の意志を明らかにした。

これに対して原爆ドーム前にいた65才の男性は「核兵器に関心を引きつけようという意図を感じる」として「平和の実現には相互配慮が必要だが、他の人に思いやりがない人には平和を語る資格がない」と反発したと<東京新聞>が伝えた。

東京/キム・トヒョン特派員aip209@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/370059.html 訳J.S