原文入力:2009-08-06午後07:54:00
王室女性 活用推定…残っている諺解本としては唯一
ノ・ヒョンソク記者
←6日公開された19世紀頃の<東医宝鑑>ハングル筆者本の表紙と本文内容の一部。典型的な宮体風の半草書体(行書と草書の中間書体)で端正に文字が書かれている。 聯合ニュース
最近ユネスコ世界記録遺産に登載された17世紀の医学書<東医宝鑑>を200余年後の朝鮮王室でハングルで書いた筆写本が公開された。
韓国学中央研究院(以下,韓中研)は6日、傘下の蔵書閣で所蔵してきた19世紀頃の<東医宝鑑>ハングル筆写本を言論に初めて披露した。このハングル本は17世紀始めに作られた漢字本<東医宝鑑>の内容を端正な宮体風の半草書体で書いたものだ。現在まで伝えられている朝鮮時代の唯一の諺解本(ハングル本)であり歴史的価値が高い。現在は<東医宝鑑>‘內經’編の1・3・5巻だけが残っており、1巻の前部に<東医宝鑑>25冊の全体目次が載っていて当初、漢文本の全体をハングルで筆者しようとしたが內經編だけを翻訳し中断されたと推定される。‘ナムション’(牛の胆嚢から作った薬剤),‘猪心血’(豚の心臓血)等、薬剤,薬草の旧名を伝える資料でもある。
パク・ヨンマン研究員は「書かれた紙の質や諺解された語彙の特徴などから19世紀中葉に筆写したものと見られる」として「書き方が王室宮体であることに加え昌徳宮楽善斎ハングル史料目録に含まれており王室女性たちが積極的に活用したものだろう」と説明した。
ノ・ヒョンソク記者nuge@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/369881.html 訳J.S