原文入力:2009-08-07午前02:24:48
NSCにキム委員長メッセージ伝達有無 関心
言論などには北公開言及 慎む‘静中動’
クォン・テホ記者
←北韓に抑留され釈放された韓国系米国女性記者ユナ・リーが5日(現地時間)カリフォルニアに到着し夫・娘と共に車に乗り家に向かっている。 カリフォルニア/ AP連合
5日(現地時間)ビル・クリントン前大統領の‘華麗な帰還’以後、米国当局と関係者たちは文字通り‘静中動’の動きを見せた。
クリントン前大統領はこの日帰還後にバラク・オバマ大統領と電話通話を持ち、すぐにオバマ大統領に会い北韓訪問結果を報告することにしたと伝えられた。クリントン前大統領はオバマ大統領との面談に先立ち、この日夜ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)チームに北韓訪問結果を一次報告したとホワイトハウスが明らかにし、報告内容に関心が集まっている。クリントン前大統領は北韓訪問期間に金正日北韓国防委員長と北米関係懸案に対し幅広く意見を交換したと知られた。
米情報当局と議会は論議になった金正日北韓国防委員長の健康状態に対しても情報を得られると期待している。ジョン・マケイン上院議員はこの日「クリントン前大統領は金正日が心臓病とは異なる健康上の問題を起こした後に彼を直接見た最初の西洋人」として「興味深い情報を持っているものと考える」と話した。北韓訪問チームにはクリントンの主治医のロジャーバンド博士も同行した。
しかしこういう緊密な流れとは別に、米行政府と北韓訪問チームは表面的には最大限言葉を慎んでいる。達弁で多弁なクリントン前大統領はこの日午前、ロサンゼルス空港に女性記者らを連れて到着した後、記者会見場に参加したが後ろの席に立っているだけで何の言葉もなかった。北韓訪問チームも同じだ。女性記者2人も記者会見の後、家で家族と過ごし言論接触を最大限に避けた。これは北韓訪問結果報告を土台に一致した声が出てこない場合、敏感な時期に混乱を生じる恐れがあるためだと解釈される。
一方、クリントン前大統領一行と女性記者らを乗せ帰還した飛行機はハリウッド映画製作者のスチーブン ピング(44)の所有だと確認されたと<AP>通信が報道した。スチーブン ビングは民主党の長年の後援者で昨年米国民主党大統領選挙予備選挙に出たヒラリー・クリントン候補に10万ドル以上の選挙資金を寄付し、クリントン財団にも1000万~2500万ドルを寄付するなどクリントン夫婦と親密な間柄だ。また米国最大化学会社のダウケミカルも今回の北韓訪問活動のために別途の航空機を提供したことが確認された。ところがこの航空機は女性記者が帰還する時には使われず、他の部分に活用されたと伝えられただけでロサンゼルス空港には姿を現わさずその用途を巡って推測があふれている状態だ。ワシントン/クォン・テホ特派員ho@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/369970.html 訳J.S