ドイツのフライブルク市に欧州では初めての「平和の少女像」が建てられる。
水原(スウォン)市のヨム・テヨン市長は5日、「先月31日、フライブルク市のディーター・ザロモン市長との電話協議で、フライブルク市の中心部に『平和の少女像』を設置することに最終合意した」と明らかにした。平和の少女像は、平和・人権・歴史の象徴である日本軍慰安婦被害者ハルモニ(おばあさん)を記憶する意味で12月10日、世界人権宣言記念日に合わせて建立される。
ドイツに建てられる予定の平和の少女像は、欧州では初めてであると同時に、米国(2カ所)、カナダ(1カ所)、オーストラリア(1カ所)に続き、海外に建てられる5番目の少女像になる。海外に建立された少女像は、これまで主に民間団体または韓国国内の自治体や海外民間団体レベルでの協力によるものだったが、ドイツの平和の少女像は純粋に自治団体間の協力の結果だ。
ドイツにおける平和の少女像の建立は、今年5月にヨム市長がザロモン市長に(少女像の)建立の提案を盛り込んだ親書を送ったことから始まった。ザロモン市長が「自由の象徴であり、特に女性に対する暴力を根絶しようという意味で、フライブルク市に少女像を建立しようというヨム市長の提案を喜んで受け入れる」と答申したことから話は急速に進んだ。
水原市とフライブルク市は昨年11月4日、都市革新分野の交流などのための提携を結んだ姉妹都市だ。ヨム市長とザロモン市長とは、1960年生まれの同年齢で、同じ環境運動家出身で、二人とも地方自治団体の環境協力のための国際団体「持続可能性をめざす自治体協議会」(イクレイ・ICLEI)の執行委員でもある。
韓国語原文入力: 2016-09-05 16:30