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コンサルティング 10回 350万ウォン…入学査定官制‘高額課外’

登録:2009-07-30 09:54

原文入力:2009-07-30午前06:39:42
選考は増えるが情報不足
江南学院(塾)相談事業 進出
父兄ら 不安感 煽り
あまりに高い金額 要求

チョン・ミニョン記者

←25日午後、ソウル,三成洞コエックス オディトリアムで江南区庁と㈱進学社主催で開かれた2010学年度入学査定官選考説明会に参加した父母および学生たちが各大学の入学査定官らの説明を聞いている。ニューシス

[現場]イ大統領‘入学査定官100%拡大’言及後の学院街

“私どもは200万ウォンずつ受け取って自己紹介書や代書してくれる学院らとは違います。高校生はもちろん小・中学生もこれから入学査定官の気をひくことができる点をきちんと探せるように長い経歴を持つベテランが助けます。”

ソウル江南区,大峙洞にある入学査定官制専門コンサルティング業者O社関係者は、29日相談問い合わせにこのように話した。彼は「以前は一般的な入試コンサルティングをしてきたが、最近入学査定官制拡大の動きに合わせて、この分野の特化したコンサルティング業者に切り替えた」と明らかにした。

この業者は来月3~14日に休日を除く10日間、大学入試受験生らを対象に‘2010学年度入学査定官選考合格のための短期コンサルティング’を行う予定だ。一度に2時間ずつ計10回にかけて1対1で進行されるが、費用は学生1人当り350万ウォンに達する。コンサルティング内容は‘自身のビジョンをアップグレードするテキスト コンサルティング’(専攻読書履歴・スペック選別),‘入学査定官選考に合わせた深層面接コンサルティング’(個別・集団面接)等から成っている。

O社が入学査定官選考コンサルティング事業を始めたのは今年に入り教育科学技術部がこの制度の導入を積極的に促し、‘市場’が大きくなると期待されるためだ。イ・ミョンバク大統領が最近入学査定官制の100%拡大に言及したのもこういう流れを加速させている。

O社側は特にこれから入学査定官制が大幅に拡大することが確実なだけに、小・中学生らも長期的なコンサルティングを受けなければなければならないと強調した。中学生の場合、関心事が似通った2~3人が1週間に1回の相談を受ける費用が1ヶ月に60万ウォン、1対1コンサルティングを望む場合、1人でその費用を全額負担することになっている。中学生対象プログラムには‘出版および特許コーチング’,‘公募および大会コーチング’等が含まれている。

O社ばかりでなく入試業者の中には入学査定官制を狙った特化コンサルティング業に業種を切り替える所が少なくない。受験生1人当り年間700万ウォン程を受け取り学習および入試関連コンサルティングを行うS社は最近入学査定官制専門コンサルティングを新しく準備している。入試コンサルティング業者O社・K社などもエッセイ専門家,面接専門家などを多数確保していると強調し‘入学査定官制オーダーメード型私教育’に進出している。

ソウル 江南のK社関係者は「入学査定官制が拡大すれば成績だけでなく入試に影響を及ぼす要素が多様化し、それだけ考慮しなければならない点も多くなるため専門家たちの助言が重要だ」と広報した。

父母たちの不安と悩みは大きくなるほかはない。中学生の子供を持つユ・某(ソウル,大峙洞)氏は「入学査定官制自体があまりにも不確かな選考であり父母たちの心配がかえって大きくなる雰囲気」として「周囲では皆これから入学事査定官制コンサルティングが必須コースになるようだと話している」と話した。

特別目的高校専門学院であるハヌル教育のイム・ソンホ理事は「今のように特別なガイドラインもなしに政府がむやみに入学査定官制拡大だけを強調する雰囲気では、入学査定官制私教育がさらに増えるほかはない」として「今後こういう形態のコンサルティング企業等が相当多くなるだろう」と見通した。 チョン・ミニョン記者minyoung@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/368615.html 訳J.S