原文入力:2009-07-27午後10:37:16
‘再開発反対’勝訴するや推進委側 控訴・脅迫・示威
ソンチェ・ギョンファ記者
←ピーターパドルロミュ氏
“ただわが家で暮らしたいというだけなのに、なぜこんなに困らせるのか分かりません。”ソウル,城北区,東小門洞6街韓国式家屋で暮らすピーターパドルロミュ(61)氏とこの地域の再開発反対住民たちの苦難が続いている。再開発で暮らしの場所を失う危機からようやく1審裁判で勝訴し一息ついたものの、今度は再開発を望む住民たちが控訴した上、家の前で示威を行うなど‘威嚇’を加えているためだ。
去る6月4日、ソウル行政法院は東小門洞6街東仙3住宅再開発整備区域に対して「この区域の老後・不良率は58.8%で整備基準の60%以上に達しない」として、この地域に対する再開発区域指定処分取り消し判決を下した。判決が下された後ソウル市は「2審で勝訴確率が低いと判断する」として控訴をあきらめた。しかし今回の裁判で被告補助参加人だった再開発組合設立推進委員会は1審判決に従わず、6月19日控訴した。ハン・ギョンノク(51)再開発組合推進委総務は「前回、老朽・不良率計算時に除いた数世帯を含めれば、老朽・不良率が60%を越え2審では勝訴することができると考える」と話した。
再開発賛成住民たちである組合推進委の人々は控訴状を出した後、再開発に反対する住民たちの家の前に常時集まり示威を行っている。再開発反対住民イ・ビョング(72)氏は「推進委関係者30人余りが私の家の前に集まり卑劣な言葉や人身攻撃性スローガンを叫ぶなどして家で暮らせないようにしている」として「再開発に反対する住民たちを皆この町内から追い出そうとしているようだ」と話した。パドルロミュ氏も「私が裁判で勝訴した後、推進委側から数件の訴訟をしかけてきた」として「私の家の前でしばしば示威まで行っており生活も不快で安全に威嚇を感じる」と苦痛を訴えた。住民イ・ビョンハ(67)氏は「多世帯住宅から家賃を得て、どうにかこうにか暮らしているが、再開発すればお金をより多く出さなければならず、賃貸もできない」として「住民多数が反対する再開発に同意しろと脅迫されていて本当に情けない」と話した。
これに対し再開発組合推進委のハン総務は「2審で勝訴すれば多数住民たちの意見が再開発側に集まるだろう」と主張した。
ソン・チェギョン化記者khsong@hani.co.kr
原文:https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/368049.html 訳J.S
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