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MB政府‘MBC・KBS掌握’手順踏むか

登録:2009-07-17 12:55
https://www.hani.co.kr/arti/society/media/366219.html

原文入力:2009-07-16午後10:43:05
放文振・韓国放送理事公募 昨日締め切り
放通委が非公開審査,‘理事推薦委構成’要求は黙殺

パク・チャンソプ記者

去る3日始まった<韓国放送>(KBS)理事(計11人)と<文化放送>(MBC)大株主である放送文化振興会(放文振)理事(9人)の候補受付が16日締め切られた。だが具体的な選定基準が用意されていない上に一部理事らがすでに内定したと知られ、公営放送理事公募が‘密室取引を通じた身内分け合い’になる可能性に対する憂慮が大きくなっている。

放送通信委員会はこの日韓国放送理事に114人,放文振理事に119人が応募し、50人は両側機関に重複志願したと集計されたと明らかにした。放文振理事にはキム・ウリョン漢陽大客員教授,チョン・サンモ前<文化放送>解説委員などが志願した。与党側では去る大統領選挙当時イ・ミョンバク候補の言論特報を務めた人々が大挙支援したと伝えられた。民主党側は放文振理事に3人,韓国放送理事に4人を推薦した。与野党3対2で構成された5人の放送通信委員たちは数回の非公開懇談会を通じて審査を進行する計画だ。放通委は放文振理事は7月末まで、韓国放送理事は8月中旬までに最終候補確定を目標にしていると明らかにした。

しかし審査基準はまだ用意されていない。放通委関係者は「法により各界代表性と放送に対する専門性が基本原則であり、5人の放送通信委員たちが懇談会での議論を通じて具体的な審査基準を用意するだろう」と話した。チェ・ミンヒ,靑巖言論財団理事は「放送委員会の時期には公募をする前に委員が議論し選任基準を作った」として「時間がギリギリで今から作業に入ればどうしてきちんとした基準が出てくるか」と指摘した。

48ヶ市民・言論団体で構成された‘報道機関宥和阻止およびメディア公共性拡大のための社会行動’(メディア行動)はこの日△政治権力からの放送独立性守護△過度な商業主義牽制と資本からの独立性追求△地域・文化芸術・労働・女性・視聴者など各分野の代表性△放送に関する専門性などを備えた人物を理事選任の具体的基準として提示した。

ヤン・ムンソク言論改革市民連帯事務総長は「代表性と専門性、そして公営放送に対する哲学を知りうる最小限の資料もなしで公営放送理事を選ぶならば、外部から受けた指示を執行する挙手機械に過ぎない」と批判した。

審査基準と過程に対する公開可否も論議になっている。放通委は人事に関する事項であるから公開できないと明らかにしているが、市民・言論団体らは透明に公開することを要求している。チェ・サンジェ全国言論労組委員長は「シン・デソプ前韓国放送理事の解任過程に見るように、原則も基準もなく密室で進行される放通委の意思決定はすでに国民的信頼を失っている」と強調した。 パク・チャンソプ記者cool@hani.co.kr

原文: 訳J.S