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“意外な内定に戸惑い…人権現場よく分からない”

登録:2009-07-17 09:06

原文入力:2009-07-17午前06:47:25
“保守であれ進歩であれ市民団体に関与したこと無し
人権委 知らないが学問する立場で人権扱う”

クォン・オソン記者

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ヒョン・ビョンチョル人権委院長内定者一問一答

新しい国家人権委員長に内定したヒョン・ビョンチョル漢陽サイバー大学長は16日午後、ソウル,杏堂洞,漢陽サイバー大学長室で<ハンギョレ>記者と会い「内定の知らせを聞いて頭がぼんやりしていた」として「学者としては人権を分かっているるが、(人権の)現場に対してはよく知らない」と話した。彼はイ・ミョンバク大統領が任命した初めての人権委員長だ。以下は一問一答。

-大統領府からいつ連絡を受けたか?
“今朝7~8時頃、大統領府秘書官から電話を受けた。ぼんやりしていた。全く意外だったから。”

-その前に連絡を受けたことがあるか?
“一月前ぐらいに(大統領府から)人事検証をするという連絡はあった。しかしどんな(職責に対する)ものなのかはこの間話がなかった。”
-連絡を受けてすぐに承諾したか?
“若干戸惑った。電話を受けて最初に‘私の専攻が憲法ならばより良かっただろうが民法専攻だ’と言った。人権と関連しては憲法学者たちがよくする。”

-委員長内定の過程について知っているか?
“(大統領府で)受諾するかとだけ尋ねた。大統領と個人的に握手の一度もしたことがない。なぜ私がなったのか、じっくり考えてみた。保守であれ進歩であれ市民団体に関与したことはなく、学問団体にだけいたので、いっそ分からないことが長所として作用したようだ。”

-これから業務はどのようにこなしていく計画か?
“まず、そこ(人権委業務)に対してあまりに知らない。一般的にだけ知っているだけで、人権委や人権現場に対してはよく知らない。現況把握を先にしなければならないが、具体的なこと(計画)はまだない。人権委側は私たち学問する人々にはあまり知られていないようだ。私は学問する人間の立場で人権を取り扱った。法学者が人権について分からなければ滑稽なことだ。”

-人権と関連して具体的に関心がある分野は?
“女性,老弱者,障害者など弱者保護に関心を持っている。しかし、人権は普遍的に誰もが持つ権利なので一方に偏ることはできないと思う。”

-一角で経歴が人権分野と関係がないという批判がある。
“人権は人権活動家たちの専有物ではない。法学を30年間勉強して、人権を度外視して勉強することはできなかった。現場にいたか、いなかったかという話はできるだろうが。”

-その‘現場不在’を指摘する声が出ている。
“人権委員長は必ず現場にいるべきか? 現場経験を必ず必要とするのか? 学界にだけいたのでは駄目だということには疑問を感じる。法学者が追求する最善の価値が人権だ。”

クォン・オソン記者sage5th@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/366319.html 訳J.S