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フェイスブックで3.5人辿れば世界中の誰とでもつながれる

登録:2016-02-06 01:27 修正:2016-02-06 06:18
3.5人辿ればフェイスブックの誰とでもつながることができる =フェイスブックのウェブサイトよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 世界中の人々と自分はどの程度つながっているだろうか? 人々の連結関係を論じる際に最も多く引用される法則が「6段階分離論」(six degrees of separation)だ。 6段階まで辿れば一つの国、または一つの集団内の誰とでもつながれるという意味だ。 初めてこの仮説を提示したのは、1929年ハンガリーの作家カリンティ・フリジェシュ(Karinthy Frigyes)だったが、実際にこれを証明した人は米国エール大の社会学教授スタンレー・ミルグラム(Stanley Milgram)だ。 ミルグラムは1967年ネブラスカ州オマハの住民160人に対して無作為に手紙を送り、ボストンのある証券仲介人に伝達して欲しいと依頼する実験を通じて、この仮説の有効性を証明した。 当時の実験では平均5.5人の手を経て手紙が到達した。

 フェイスブックが最近創立12周年をむかえ、フェイスブックの利用者がどの程度つながっているのかを分析した結果を出した。 フェイスブックは「15億9千万人に達するフェイスブックの利用者間の平均分離段階は3.57段階と現れた」と明らかにした。 これは3.57人だけ辿れば世界全体のフェイスブック利用者の誰とでも接触できるという話だ。SNSが広まるにつれ、2011年の3.74段階より関係ネットがより一層蜜になった。 当時、フェイスブックの利用者数は現在の半分である7億2千万人だった。 フェイスブックによれば多くのフェイスブック利用者の分離段階は平均2.9~4.2だという。 フェイスブックの最高経営者マーク・ザッカーバーグは3.17人、シェリル サンドバーグCOO(最高運営責任者)は2.92人だった。参考までにフェイスブックの友達が640人余である筆者の場合は3.4人だった。

2030年までにフェイスブック利用者50億人目標

フェイスブック利用者の分離段階分布図 =フェイスブックのウェブサイト//ハンギョレ新聞社

 一方、マーク・ザッカーバーグは今月1日(現地時間)、12周年をむかえて開いた「フレンズデー」行事で、2030年までにフェイスブック利用者数を50億人に増やすことを目標にしていると明らかにした。 2030年の世界人口予想値が85億人である点を考慮すれば、世界人口の60%をフェイスブックのネットワークに引き込むという構想だ。 もちろん究極的な目標は世界中のすべての人をフェイスブック利用者にすることだ。 ソーラーパワーで飛び続けるドローン「アクィラ」(Aquila)、Internet.orgプロジェクトを通して全世界インターネット網を構築しようとしているのもこのためだ。

クァク・ノピル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/it/729527.html 韓国語原文入力:2016-02-05 15:04
訳J.S(1347字)