原文入力:2009-07-03午後07:56:25
所属会社前代表 令状請求
有力要人ら補強捜査 方針
キム・キソン記者,キム・ギョンホ記者
←タレント故チャン・ジャヨン氏の所属会社前代表キム・某氏が3日午後、日本から国内に送還され帽子とマスクで顔を隠して京畿盆唐警察署に入っている。 城南/キム・ギョンホ記者jijae@hani.co.kr
タレント故チャン・ジャヨン(29)氏に性上納と酒接待の強要などの疑惑を受けたチャン氏所属会社前代表キム・某(40)氏が3日国内に送還された。これで中間捜査結果発表後、中断されていたチャン氏自殺事件の背景を調べる警察捜査が70日ぶりに再開された。
警察はこの日午前9時25分、日本,成田空港の大韓航空KE706便機内で日本警察からキム氏の身柄を譲り受け仁川空港を経て捜査本部のある京畿道,盆唐警察署に彼を強制連行した。この日午前11時24分頃、仁川空港に姿を表わしたキム氏は黒い帽子を深々とかぶりサングラスとマスクまでかけた姿だった。彼は心境や各種接待をチャン氏に強要した事実があるのかなど取材陣の質問に一切答えなかった。引き続き警察と警備保安要員らに囲まれて慌しく空港を抜け出しパトカーに乗せられ午後1時7分頃、盆唐警察署に移送された。こちらでも待ちうけた記者らの質問洗礼が浴びせられたが黙殺無返答で一貫した。
警察はこの日午後3時からキム氏を相手に強要,脅迫,暴行,業務上横領,強制醜行など5ヶの疑惑について調査に入ったと明らかにした。特にいわゆる ‘チャン・ジャヨン文書’ に出てきた有力人士との酒の席や寝床を強要したのかなどを集中的に問い質していると知られた。だがキム氏は文書に出てきた自身の疑惑の大部分を否認していると伝えられた。
警察は去る4月24日の中間捜査結果発表で、強要罪共犯疑惑でドラマ監督と金融人,企画会社代表など5人を立件後に参考人中止し、4人に対しては内密調査中止をした。キム氏逮捕の時までこれらに対する捜査を一時中止したということだ。当時これら9人の大部分は酒の席での同席は認めたが、接待強要の部分については否認した。
警察は検挙48時間以内の5日午前9時25分までにはキム氏の拘束令状を申請する計画だ。キム氏の令状が発給されれば検察に事件を引き渡さなければならない期限である13日まで強要罪共犯と強制醜行などの疑惑で捜査線上に浮かんだ16人の疑惑に対しても補強捜査を行う方針だ。
警察関係者は「14万件余りの通話記録,銀行口座およびクレジットカード使用明細955件,参考人118人調査など膨大な捜査資料を確保した状態なので、キム氏の疑惑を立証するのに大きな困難はないだろう」と話した。
チャン氏の自殺以前にすでに強制醜行などの疑惑で警察捜査を受けたキム氏は昨年12月2日に日本に逃避した。チャン氏の自殺以後にはインターポールの赤色手配まで受けたが逃避生活を継続した彼は先月24日に日本警察に逮捕された。
城南/キム・キソン記者player009@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/363870.html 訳J.S