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リ・ヨンヒ教授“今はファシズム初期”

登録:2009-07-03 10:02

原文入力:2009-07-02午後07:27:48
韓国人権状況内外で批判の俎上に

ホン・ソクチェ記者

←リ・ヨンヒ教授

リ・ヨンヒ(80)漢陽大名誉教授が「今は人権が存在しない,人権の存在を許さないファシズム時代の初期」として、現政権を強力に糾弾した。

リ教授は去る1日、ソウル,鍾路区,曹渓寺の仏教歴史文化記念館で開かれた‘人権実践市民連帯10周年記念式’での特講を通じて「(去る1年半は)イ・ミョンバク大統領の‘統治時代’だとして、支配集団は非人間的でひたすら物質主義的だった」と話した。

彼はイ・スンマン前大統領在任期を‘人権1期’、朴正熙・全斗煥・盧泰愚前大統領在任期を‘人権2期’、金大中・盧武鉉前大統領在任期を‘人権3期’、イ・ミョンバク政府スタート以後を‘人権4期’と規定した後、今の‘人権4期’に対して「もう一つの歴史的逆転の時期を迎えた。ファシズムの時代に入った」と明らかにした。

リ教授は「現政権は物質を神格化し、人間という存在価値が抹殺されていきつつある」として「このような体制を受け入れたのも私たちの責任で誤りであるから、人権と関連した成果を取り戻すために必死な努力がなされなければならない」と頼んだ。彼は「私たちが精神を緩めればいつでも逆転する可能性を内包しているのが人類の歴史」と付け加えた。

リ教授は金大中・盧武鉉前大統領が執権した‘人権3期’に対して「充分でも完全でもなかったとしても、それ以前の数十年に比べるに足る成熟した人権の時期だった」と評価した。彼は「長い歴史の人権闘争の間、犠牲と涙,努力で‘第3世代’ということができる一定の実をおさめた」として「はじめて大韓民国という国の人々が人間になったのは去る10年しかなかった」と付け加えた。

リ教授は「人権は不可侵の権利ではあるが勝ち取らなければならないものだ。現実的状況変化の中で不屈の人権精神で戦ってくれると信じる」として話を結んだ。

ホン・ソクチェ記者forchis@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/rights/363639.html 訳J.S