原文入力:2009-07-01午前05:16:14
漢江運河白紙化ソウル行動 公聴会‘漢江ルネサンス’批判
“オ・セフン市長 政治功績作ろうと 手続き無視して 事業強行”
ソン・チェギョン化記者
←ソウル市の漢江運河事業に対する公聴会が30日夕、ソウル,龍山区,二村2洞ソンウォンアパート遊び場で開かれ、町内住民たちがヨム・ヒョンチョル ソウル環境連合運営委員長の説明を聞いている。 シン・ソヨン記者viator@hani.co.kr
「私たちはこのまま住んでいた家で暮らしたいのに、なぜ開発が必要なのか? オ・セフン市長の漢江運河事業は市民の完全な家を奪う事業なのか?」ソンウォンアパートに暮らして10年目というイ・ジェヨル(41)氏は漢江ルネサンスによって住んでいた家を失うことになるという事実をまったく受け入れられないという表情だった。この地域にアパートができる前から暮らしていたというソン・ヒョンジョン(53)氏も「住民の大部分が開発に反対しているのにソウル市は私たちの話を聞くこともせず事業を強行しようとしている」と不満を爆発させた。
30日漢江運河白紙化ソウル行動がソウル市,龍山区,二村2洞ソンウォンアパートの遊び場で開いた漢江運河関連市民公聴会で住民120人余りは一様にソウル市の一方的な事業方式を批判した。ソウル行動は当初住民たちのために50ヶ余りの椅子を準備したが、その2倍を越す住民たちが駆せ参じた。住民たちはブランコとすべり台に座ったり、立ったままで2時間を越える公聴会の熱気を高めた。
市民公聴会が開かれた龍山区,二村2洞のアパート地域は漢江ルネサンス事業と龍山国際業務地区造成事業により龍山旅客ターミナル予定地に指定され、撤去される危機に置かれている。撤去対象に含まれたドンウォンアパートはわずか4年前に建設された。
この日、公聴会はヨム・ヒョンチョル ソウル環境運動連合運営委員長が‘漢江ルネサンス’事業を説明した後、住民たちが専門家たちに尋ねる方式で進行された。ある住民が「龍山旅客ターミナルに旅客船が出入りすることが果たして実益があるのか」と尋ねると、イム・ソンミン韓神大教授(経済学)は「オ・セフン市長が話す5000t級旅客船は海洋大実習船程度の大きさだが、誰がそれに乗って観光するか」として「船で龍山から中国,チンタオまで21時間かかり事業性もない」と答えた。
チョ・ミョンレ檀国大教授(都市計画)も「オ市長が漢江ルネサンス事業を自身の主要業績にしようと手続きを無視して事業を推進している」として「それでは事業進行過程で行われる利害当事者の議論は脇役になってしまう」と批判した。ソウル環境運動連合のイ・ヒョンジョン チーム長は「ソウル市はこの間、事前環境性検討結果に対する説明会を開かないなど住民たちの意見を聞かず事業を強行してきた」として「ソウル市が公聴会を開かないので市民団体らが出ることになった」と公聴会の趣旨を明らかにした。
当初この日の公聴会では事業過程に対しソウル市の説明を聞こうとしたが、ソウル市は参加を拒否した。ソウル市都市管理課龍山地区チーム イ・クァング主任は「すでに去る2007年に住民を相手に十分に説明した」として「該当アパートは龍山国際業務地区造成により撤去される予定であり、龍山旅客ターミナルとは関係がない」と話した。 ソン・チェギョン化記者khsong@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/363280.html 訳J.S