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非正規職法‘5人会議’異見狭められず散会

登録:2009-06-30 13:17

原文入力:2009-06-30午前02:37:24
ハンナラ 修正案 行き詰まるなり‘職権上程’要請
民主“修正案-既存案 格別差がない”対抗
労働界“本会議上程されればゼネスト”圧迫

ソン・ホジン記者,キム・ジウン記者,ナム・ジョンヨン記者

←国会環境労働委の与野党幹事と民主労総・韓国労総委員長などが参加した‘非正規職法5人連席会議’が開かれた29日午後、国会環境労働委小会議室で参席者らが非正規職使用期間猶予などの争点に対して討論している。左側から時計方向にカン・ソンチョン ハンナラ党議員,チャン・ソクチュン韓国労総委員長,イム・ソンギュ民主労総委員長,ホン・ヒドク民主労働党議員,キム・ジェユン民主党・チョ・ウォンジン ハンナラ党・クォン・ソンテク先進と創造の会幹事. キム・ジンス記者jsk@hani.co.kr

与・野・労働界が29日、国会環境労働委員会(環境労働委)事務室で‘5人連席会議’を開き非正規職法交渉を行ったが、異見を狭めることができなかった。
ハンナラ党はこの日、9次会議で300人未満事業場だけ非正規職法(契約職使用期間2年が過ぎれば正規職に転換)施行を2年猶予する代わりに、300人以上の大型事業場は現行法を7月1日から施行しようという修正案を繰り返し主張した。しかし民主労総と韓国労総など労働界が「非正規職法施行猶予案は受け入れることはできない」と反発し、ついに折衝に失敗した。

ハンナラ党は5人会議で合意にならなければ国会議長の職権上程を通じて30日本会議処理を強行する方針だと明らかにした経緯があり、終盤妥結に至らない場合は与野党衝突も憂慮される。アン・サンス ハンナラ党院内代表はこの日午後、キム・ヒョンオ国会議長に会い「交渉が妥結しなければ失業大乱が起きかねないために職権上程してくれ」として非正規職法施行猶予を核心にした改正案の職権上程を要請した。

この日の会議は冒頭から大声が行き交うなど神経戦が繰り広げられた。二大労総代表らは午後3時に始まった5人連席会議の途中、会議場を蹴って出て陣痛を予告した。夕方8時50分頃に開始された会議でも与・野・労働界は異見を狭めることができず、結局夜11時に散会を宣言した。自由先進党クォン・ソンテク環境労働委幹事は会議後「労-政間に意見の隔たりが顕著で異見折衝にならなかった」として「3党幹事の意見が集められれば明日(30日)午前にまた会議を開くことができる」と話した。

ハンナラ党チョ・ウォンジン環境労働委幹事は「ハンナラ党はできるかぎりの誠意を全部見せたので、民主党も受け入れなければならない」として「労働界が猶予案を受けることができないならば(三交渉団体環境労働委幹事らどうし)政治的(交渉)で解決するほかはない」と話した。

民主党はハンナラ党修正案を拒否し、非正規職法実際適用まで‘6ヶ月の準備期間’を置くことができるという既存態度を守った。民主党はハンナラ党の修正案と関連して「非正規職の90%以上が中小規模事業場に雇用されており、300人未満事業場に対する2年猶予は大きな意味がない」として拒否した。民主党キム・ジェユン環境労働委幹事は「労働界との合意ができない5人連席会議は意味がない」として、労働界を排除した与野党間政治的妥協主張を一蹴した。自由先進党は1年6ヶ月猶予を主張した。

労働界は与野党が提案したどんな形態の非正規職法猶予もありえないとし反対した。イム・ソンギュ民主労総委員長は「非正規職法を猶予なしで施行しなければならない」として「300人以上事業場の場合、来月1日から義務施行するようにし5人以上300人未満の事業場は非正規職の正規職転換支援金1185億ウォンをまず投じ、施行することができるようにしなければならない」と主張した。民主労総はこの日午後2時からソウル,汝矣島の国会前で常勤幹部らを中心に‘1泊2日上京闘争’に入った。民主労総は非正規職法が本会議に上程されればゼネストを行うことにした。

ソン・ホジン,キム・ジウン,ナム・ジョンヨン記者dmzsong@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/363079.html 訳J.S