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双龍車 衝突…会社側, 工場本館掌握

登録:2009-06-27 13:31

原文入力:2009-06-27午前02:17:10
会社側 3千人工場進入過程で10人余り負傷
ストライキ労組員ら 引火物質 積まれた塗装工場へ
‘最終案’平行線…警察投入にもかかわらず緊張高潮

ホン・ヨンドク記者,イ・ジョンチャン記者,イ・ギョンミ記者

←京畿道,平沢市の双龍自動車工場で会社側警備人員,社員らと労組が対峙するなかで廃タイヤが燃えている。 平沢/イ・ジョンチャン選任記者rhee@hani.co.kr

双龍自動車大規模整理解雇に反対する労組がストライキ36日目の26日、双龍車,平沢工場に会社側の労働者3千人余りが進入し工場を掌握した。ストライキ中の労組員らはシンナーなど引火物質が積まれている塗装工場に入り会社側労働者らと対峙した。警察は両者間に配置されこれらの衝突を防いだ。

双龍車管理職・非解雇労働者3千人余りは26日午後1時45分頃、京畿道,平沢市,七槐洞,平沢工場正門近隣寄宿舎横を通じて工場内に進入した。これらは切断機などを利用して寄宿舎近隣の鉄条網と垣の数箇所を押し倒した。これらは2時間後、300m離れた本館前を掌握した後、リフト車を利用して正門を塞いでいたコンテナ壁を除去し労組のテント10ヶ余りを撤去した。

会社側労働者らはこの過程で鉄パイプで武装した労組先鋒隊と衝突し10人余りの労働者が負傷した。ストライキ中の労組員らはシンナー20万余lが積まれている塗装工場側に入り会社側労働者らは塗装工場から100m離れた本館側に集まり対峙した。この日、平沢工場周辺に21個中隊を配置した警察は労使両側が衝突した後、塗装工場と本館の間に3個中隊を配置した。

この日夕方7時25分頃、民主労働党クォン・ヨンギル,イ・ジョンヒ,ホン・ヒドク議員が会社側と面談しようと平沢工場を訪問したが、警察と警備人材が遮るや正門前で連座デモを行った。金属労組と家族らはこの日夜、正門外で会社を糾弾する集会を開き、工場を掌握して正門を遮った会社側労働者らも対応集会を開いた。

これに先立ち、この日午前11時頃双龍車イ・ユイル,パク・ヨンテ共同法定管理人は平沢工場正門駐車場で記者会見を行い、「2012年までに解雇された労働者976人のうち100人を再雇用し、100人は無給休職状態で雇用を保障する」と明らかにした。これらはまた「450人余りには3~5ヶ月分の退職慰労金を受けとることができる希望退職機会を再度与え、250人は分社,70人は営業職転換を通じて働き口を提供する」と明らかにした。当初裁判所がサミル会計法人から受け取った双龍車調査報告書では「会社が正常化すれば2012年までに841人を追加で採用する」という人材運用計画が含まれていた。

←双龍車 会社側の構造調整最終案

会社側は人材構造調整の後、残った役職員らも△3年間基本給凍結△2年間賞与金250%返却△3年間福祉一切返却など苦痛を分けることになると明らかにした。パク・ヨンテ共同管理人は「ストライキが長びけば双龍車だけでなく協力業者や販売業者らも難しくなり、裁判所に回復計画案を出すこともできない」と明らかにした。会社側は記者会見で「忍耐心を持って労組側の返事を待つ」と明らかにしたが、記者会見後2時間45分目に管理職・非解雇労働者らを工場の中に押し込んだ。

これに対して労組はこの日昼12時30分頃、平沢工場内で記者会見を行い「分社と業務転換,希望退職などの提案は大量解雇を前提としたもので2012年再雇用・無給休職提案も解雇と同じこと」として、会社側の提案を拒否した。労組はこの日会社が発表した450人に対する希望退職機会付与も現実性がないと主張した。会社側が去る2日ストライキ中の労働者1056人に解雇を通知し追加で希望退職を受けつけたが、去る5日までの申請者は80人のみだったためだ。平沢/ホン・ヨンドク,イ・ギョンミ記者ydhong@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/362556.html 訳:J.S