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双龍車 会社側職員 3千人余り 平沢工場 進入

登録:2009-06-26 17:58

原文入力:2009-06-26午後05:05:08
正門横の鉄条網はがし…11人負傷,3人救急車搬送
会社側, 調停案提示…労組“整理解雇 前提”拒否

ホン・ヨンドク記者

←26日午後、京畿道,平沢の双龍自動車平沢工場で非解雇職員らがストライキ中の労組員を突き抜け工場内に入りケガ人が発生した。(平沢=聯合ニュース)

この日双龍車会社側の工場進入は午前に会社側の双龍車整理解雇者処理方案に対する記者会見が開かれ、4時間30余分後になされた。労組側は鉄パイプで武装したまま正門などを守っていたが、これらが進入するや正門から数百m余り離れた塗装工場内に退き、この日午後4時現在、双龍車管理職と非解雇労組員らと対峙している。

←26日午後、京畿道,平沢の双龍自動車平沢工場で非解雇職員らの進入をストライキ中の労組員らが阻んでいる。 (平沢=聯合ニュース)

進入過程で一部労組員らと会社側職員らの間に衝突が起き、11人が負傷し3人が救急車に乗せられて搬送されたと京畿道消防当局が明らかにした。

会社側による進入当時、平沢工場周辺には警察21個中隊が配置されていた。警察はこの間社側の工場進入を防いできたがこの日警察は別にこれらの進入を制止しはしなかった。

先立って双龍車イ・ユイル,パク・ヨンテ共同法定管理人はこの日午前11時頃、京畿,平沢市,双龍車,平沢工場正門駐車場で記者会見を行い、「整理解雇者976人の内、2012年までに100人をまず再雇用し100人は無給休職を実施し雇用を保障する」と明らかにした。また「450人余りには3~5ヶ月分の退職慰労金を受けることができる希望退職機会を再付与する一方、250人は分社,70人は営業職転換を通じて働き口を提供する」と明らかにした。

←双龍自動車職員らが26日昼、平沢,双龍自動車工場の鉄条網を突き抜け工場内に進入して正門のコンテナを取り出しスローガンを叫んでいる。平沢/カン・ジェフン選任記者khan@hani.co.kr

会社側は同時に人材構造調整後、残った全役職員を対象に△基本給3年間凍結△2年間賞与金250%返却△3年間福祉一切返却などの苦痛分担方案も明らかにした。

パク・ヨンテ共同管理人は「ストライキ事態を長く引き摺る場合、協力業者はもちろんディーラーも困難になり裁判所に出さなければならない回復計画案を用意できないまま崩れ去りかねない状況でこのような案を提示することになった」として「労組側に案を提示しただけに忍耐心を持って待ってみる」と話した。

労組は会社側記者会見の直後、この日昼12時30分頃、平沢工場で記者会見を行い「分社と営業転職,希望退職および優先再雇用など使用側の提案は整理解雇を前提としたものであり、2012年までの無給休職案もやはり解雇と同じこと」だとして「これは整理解雇強行を美しく飾ったに過ぎない」と拒否意思を明らかにした。

平沢/ホン・ヨンドク記者ydhong@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/362556.html 訳:J.S