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[単独]国家情報院‘電話魔’に進歩団体‘お金日照り’

登録:2009-06-24 08:58
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/362074.html

原文入力:2009-06-24午前08:26:54
進歩市民団体 金脈つかむ政府
公益事業者 ニューライト大挙選定, 進歩団体脱落
国会で承認した‘環境財団予算’も執行せず‘保留’
予算支給 督促すると, 担当者“国家情報院から毎日電話”

キム・フェスン記者,ホン・ソクチェ記者

進歩的市民・社会団体に対する政府と企業の支援事業が続々と打ち切られている。この過程に国家情報院が介入しているという情況と証言が相次ぐ。また公益事業を引き受けてきた進歩指向団体らが事業者選定で相次ぎ脱落し、その空席を今しがた設立されたり事業経験のないニューライト系列団体らが占めている。全体的に市民・社会陣営の財政難が深刻化しているということだ。

環境財団が先月主催した第6回環境映画祭は例年より大幅縮小され開かれた。2004年の映画祭スタート以後、毎年各々2億ウォン余りを支援してきたソウル市と環境部が今年は明確な理由もなく映画祭支援金を与えなかったためだ。環境財団関係者は「国会と市議会の予算承認までみな終わったというのに執行されなくなっている」と話した。これに対して、キム・キチュン ソウル市きれいな環境本部長は「承認が出たので(いつかは)支給されるのではないか」と話した。

労働部は今月初め‘社会的企業家教育事業’支援対象に19ヶ所を選定したが、昨年上位点数を受けた聖公会大・ハンギョレ経済研究所など進歩指向団体が大部分脱落した。労働部は事業者選定業務を‘共に仕事をする財団’(旧 失業克服国民財団)に委任してきたが、今年は例年と異なり自らの審査委員団を設けた。小額貸し出し事業の元祖格である社会連帯銀行も2005年から保健福祉家族部が支援する‘希望育てバンク’事業遂行機関から今年初めて脱落した。

進歩指向団体らの脱落とは正反対に該当分野事業経験がなかったり急造されたニューライト系列団体らが大挙して事業遂行機関に選ばれた。福祉部は今年の希望育てバンク事業機関として民生経済政策研究所(理事長 キム・ジンホン牧師),分かち合いと喜び(共同代表ソン・ポンホ,ソ・ギョンソク)等を選定した。これらの団体は貸し出し関連事業を遂行した経験が全くない。福祉部と労働部は「今年から新規事業者をさらに発掘するという趣旨を審査に反映した。審査過程は透明だった」と明らかにしたが、具体的な審査基準と審査委員名簿を知らせてくれという情報公開請求は拒否した。

市民・社会団体に対する支援が打ち切られる過程に国家情報院の息が作用したという情況があちこちにあらわれている。イ・ミギョン環境財団事務総長は環境映画祭支援金の支給が保留されたことに対して「ソウル市幹部に会い予算支援を催促したところ、この幹部が‘私たちも大変だ。国家情報院調整官が上級者に毎日電話している。状況が静まればその時になって(予算を)与える’と言った」と話した。イ・ミギョン総長発言に言及された本部長級ソウル市高位幹部は「国家情報院調整官とそのような内容の通話をしたことはない」と話した。先立ってパク・ウォンスン希望製作所常任理事は民間企業との小企業後援事業が突然中断されたことに対して「国家情報院が介入したという話を聞いた」と明らかにした経緯がある。

匿名を要請した大企業の対外協力担当幹部は「昨年末、チェ・ヨル環境財団代表に対する検察捜査が進行された時期に国家情報院から‘市民団体後援内訳資料を送ってくれ’と要請があり、資料をファックスで国家情報院に送った」と明らかにした。 キム・フェスン,ホン・ソクチェ記者honesty@hani.co.kr

原文: 訳:J.S