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自営業者 老齢化 ‘50~60代 38%’

登録:2009-06-22 07:48

原文入力:2009-06-22午前12:00:10
労働研究院分析 “伝統的自営業 急速に没落”
所得は減少ないし微増 “貧困線に置かれる危険大きい”

イ・ワン記者

←50~60代自営業者の数変化

自営業者が急速に老齢化する中で、50代自営業者の所得はむしろ減ったことが調査され、これらが貧困線に落ちる危険が大きいという分析が出てきた。

21日、韓国労働研究院のクム・ジェホ選任研究委員チームが最近出した ‘自営業労働市場研究’ 報告書によれば、外国為替危機前の1995年には全体自営業者419万余人の中で50代と60代以上が96万人余りで22.9%だったが、2007年には自営業者498万余人の中で190万人余りとなり38.1%に達した。1995~2007年に全体自営業者が約80万人増えたが、その内 50代以上は90万人が増えた計算であり自営業者が急速に高齢化していることを示している。

だが50代以上の自営業者の所得は減るか、小幅増に止まった。外国為替危機の時に減った所得が回復した2002年に比べ、2005~2007年の自営業者の実質所得は50代は月平均14万ウォン減り、60代は7万ウォン増えるに止まった。20~40代は40万~60万ウォン増加した。

このように自営業者が高齢化し所得が落ちたことは、卸・小売業および飲食・宿泊業など伝統的自営業がサービス産業の変化や過度な競争で急速に衰退したためと見えると研究チームは分析した。自身の事業に対して ‘非常に苦戦している’ という応答は20代自営業者中では4.6%,30代では9.1%に止まった反面、50代では24.8%にもなり60代では何と39.5%に達しこれらが産業変化などに足早く適応できなくなっていることを示した。

これに伴い、全体自営業者らの生活満足度は2002年を頂点として下落し、正規職賃金労働者の満足度にも達し得なかった。特に自営業者の中で従業員なしで一人で仕事をしたり家族と共に仕事をする人々の賃金・所得満足度は2007年2.44点(5点標準)であり非正規職労働者2.55点よりさらに低かった。

クム・ジェホ選任研究委員は「自営業没落現象を実証調査してみると自営業者中でも女性・高齢者・低学歴者・事業体規模の小さい自営業者らが貧困線に置かれる危険が大きいことが分かった」と分析した。

研究チームは「賃金労働者は退職しても退職金や再就職の機会があるが、零細業者は倒産すれば信用不良者となり衝撃がはるかに大きい」として△自営業者の失業給付適用△雇用支援サービス強化などを積極的に検討しなければなければならないと指摘した。

イ・ワン記者wani@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/361625.html 訳J.S