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与党議員らも “検察Eメール公開は人権侵害”

登録:2009-06-21 21:25

原文入力:2009-06-21午後07:23:21
‘PD手帳起訴’ 後暴風

ソン・ヨンチョル記者,キム・ジウン記者,ソン・ホジン記者

与党議員らも“検察Eメール公開は人権侵害”

検察が<文化放送> ‘PD手帳’ 製作陣を起訴し該当プログラム作家の個人電子メールを公開したことに対して、民主党はもちろんハンナラ党内でも荒々しい批判が出てきている。ナム・ギョンピル ハンナラ党議員は21日、自身のホームページに文を載せ「検察のEメール公開は公権力による人権侵害」と強く批判した。ナム議員は「検察がEメール内容を公開したことは国家機関である検察によって憲法上の権利である ‘個人の私生活’ を侵害したこと」として「これは憲法上の権利である良心と表現の自由を萎縮させ通信秘密保護法違反という指摘も出る」と話した。

ホン・ジュンピョ,チュ・ホヨンなど「私生活侵害とは関連ない」意見も
民主 文放委員ら「イ・ドングァン ‘凶器’ 発言,放送掌握意志」

彼は「今回の捜査の本質はPD手帳のわい曲報道有無であり製作陣の平常時対話,政治的選好,理念的指向ではない」と指摘した。また「国民の大多数がEメールを使う昨今、今回の事件は国民に恐怖を感じさせる恐れがある」として「大韓民国検察に注意と自省を厳重に促す」と付け加えた。

ソン・グァンホ最高委員も<ハンギョレ>との通話で「検察が起訴の正当性を見出そうとしたことかも知れないが、私生活を侵害する個人のEメールを公開したことは慎重さを欠く処置だった」と話した。イ・ジョンヒョン議員も「PD手帳の狂牛病報道が過度な点が明らかにあった」としつつも「しかし検察が作家のEメールまで公開したことはノ・ムヒョン前大統領家族捜査の時の被疑事実公表に続く被疑者の人権と私生活に対する甚大な侵害であり、検察の捜査慣行に厳格な線を定める必要がある」と指摘した。ホン・ジョンウク議員は「個人的な問題が公開されたことにも当惑するが、検察が捜査結果ブリーフィングを通じて発表したという点も理解がいかない部分」と話した。だが「犯罪動機を立証する資料として私生活侵害とは関連がない」(ホン・ジュンピョ,チュ・ホヨン議員)という意見も多い。

民主党は検察のPD手帳起訴と関連して、大統領府と検察が批判言論と表現の自由をきつく締めつけようとする意図を表わしたものだとして強く批判した。

チョン・ビョンホン,チョン・ジョンベ,チャン・セファン,チェ・ムンスン,イ・ジョンゴル議員など民主党文化体育観光放送通信委員会委員たちは、イ・ドングァン大統領府報道官が去る19日PD手帳に対して「飲酒運転者に車を任せたこと」 「それを(そのまま)しておけば社会的凶器」というブリーフィングをしたことに対して「今回のブリーフィングはイ大統領が政府批判的言論に鎖をはめ政権に順応する放送に飼い慣らすという放送掌握意志を明確にしたもの」として「PD手帳を凶器に追いやり、これを名分に言論悪法強行処理をハンナラ党に強力に命じたもの」と規定した。

キム・ユジョン スポークスマンも「PD手帳作家の優れて私的なEメールを政権の都合に合わせて編集し公開した行為はとうてい見過ごすことはできない私生活侵害であり明白な実定法違反行為」として「PD手帳製作陣に対する無理な起訴もまた政権の好みに忠実なオーダーメード型政治捜査だったことを告白するもの」と論評した。

ソン・ヨンチョル,キム・ジウン,ソン・ホジン記者sychee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/361607.html 訳J.S