原文入力:2009-06-17午前01:58:32
イ大統領-オバマ首脳会談…包括的戦略同盟 ‘共同ビジョン’ 採択
核の傘 明文化・FTA協力合意…オバマ “早い時期に韓国訪問”
リュ・ジェフン記者,カン・テホ記者
←イ・ミョンバク大統領とバラク・オバマ大統領が16日午前(現地時間)単独・拡大首脳会談の直後、ホワイトハウス ローズガーデンで会談結果を明らかにする共同記者会見を始め握手している。 ワシントン/キム・ジョンス記者jongsoo@hani.co.kr
バラク・オバマ米国大統領は16日(現地時間)ワシントン ホワイトハウス ‘オーバル オフィス’ でイ・ミョンバク大統領と首脳会談をした後、ローズガーデンで行われた共同記者会見で「北韓の核と弾道ミサイル プログラムは領域内および全世界に重大な威嚇を与えている」として「北韓に対する制裁を履行することに持続的努力を傾けるものであり、北韓に非核化を引き続き要求する」と明らかにした。
イ大統領はこの会見で「いかなる場合にも北韓核保有を容認できないということに韓-米が意見を共にしこういう緊密な共助を土台に6者会談出席5ヶ国が協力し北韓が核をあきらめ対話に出てこれるようにする新しい方案を模索していくことにした」と話した。イ大統領はまた「来月から韓-米自由貿易協定(FTA)を進展させるための協議を始めることにし、議会の批准同意のために共に努力していくことにした」と明らかにした。
両首脳はこの日の会談で韓-米関係を軍事同盟水準を越え、包括的戦略同盟に拡大することを骨格とした ‘韓-米同盟のための共同ビジョン’(共同ビジョン)に合意した。
両首脳が合意したこの共同ビジョンは、北韓の第2次核実験などによる韓半島緊張高揚と関連して「強力な防衛態勢を継続的に維持し、核の傘を含む拡張抑止に対する米国の持続的な公約でこういう保障がより一層強化されている」と明らかにした。両国首脳間で採択した文書で初めて明文化された ‘核の傘を含む拡張抑止’ は韓国が核兵器攻撃を受けた場合、米国が核と在来式武器を動員し代わりに報復するという点を確約したものだ。共同ビジョンは「イラク,アフガニスタンでなされているように平和維持と戦後安定化,開発援助での共助を引き上げる」と明らかにし、米国が今後派兵を含んだ支援を要請する可能性が大きくなった。
大統領府はこの共同ビジョン合意を「韓-米同盟スタート以後、発展・変化と今後の指向を初めて包括的に整理し具体的未来ビジョンとして確立したもので韓-米関係発展の歴史的里程標」と評価した。
共同ビジョンは「自由民主主義と市場経済原則に立った平和統一」を明示する方式で、‘韓半島の未来像’ に対する指向を提示した。また「北韓の核兵器と核プログラムおよび弾道ミサイル プログラムの完全で検証可能な廃棄と北韓住民たちの基本的な人権尊重と増進のために協力していく」として核問題だけでなく弾道ミサイル,人権問題などでの協力を念押しした。この他に韓-米FTAと共に緑色成長・宇宙協力・原子力の平和的利用などの両国間協力を含め気候変化・伝染病など地球的懸案に対する協力を拡大するという内容を盛り込んだ。
イ大統領は記者会見でオバマ大統領が最大限早い時期内にソウルを訪問することを快諾したと明らかにした。
ワシントン/リュ・ジェフン特派員,カン・テホ南北関係専門記者kankan1@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/360840.html 訳J.S