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与党 “DJは反乱軍指導者…キム・ジョンイル代弁者…”

登録:2009-06-13 08:16

原文入力:2009-06-12午後09:04:31
本来の意味に目をとじたまま 人身攻撃性非難
イ・ドングァン “扇動助長”
アン・サンス “キム・デジュン氏”

シン・スングン記者,キム・ポンギュ記者

←チャン・クァングン ハンナラ党事務総長(右側)が12日午前、国会で開かれた主要党役員会議でアン・サンス院内代表に政策委議長と発言順序を変えることを要求している。この席でチャン事務総長は前日 金大中前大統領の発言を ‘時代錯誤的な発想’ と非難し、アン院内代表は金前大統領に対して ‘キム・デジュン氏’ という呼称を使った。 キム・ポンギュ記者bong9@hani.co.kr

大統領府とハンナラ党が南北関係悪化と民主主義後退を憂慮して ‘行動しない良心は悪の側” と明らかにした金大中前大統領の前日演説に対して12日 “政権打倒扇動発言” と強く非難した。

イ・ドングァン大統領府報道官はこの日、首席秘書官会議の後大統領府春秋館で “前国家元首が適切でない発言で国民を困惑させ分裂させるのは真に残念だ” として金前大統領を狙い打ちした。イ スポークスマンは「自由・庶民経済・南北関係に対して(金前大統領が)皆が立ち上がらなければならないと話したが、扇動を助長するようだ」と話した。イ スポークスマンは続けて「今日、北朝鮮が核実験とミサイル発射をしたのは金大中前大統領の時から原則なくむやみに与える支援をしたためではないか。特に北核開発は6・15宣言以後に本格的に始まったこと」と主張した。

ハンナラ党は金前大統領に対する人身攻撃性非難まで浴びせた。パク・ヒテ代表は記者らと会って「金前大統領が数十年前にあったことを考えて幻覚を起こしたのではないかと見なされる。現実政治にありもしない独裁者に向かって退けというのはドンキホーテ的思考」と話した。チョ・ユンソン スポークスマンは「20年前の闘争家として幻想の中に暮らしている」と論評し、チャン・クァングン事務総長は「独裁者にへつらわずに立ち上がらなければならないという部分は内戦が広がっているアフリカ後進国の反乱軍指導者の扇動発言を聞いているようだった」と非難した。

アン・サンス院内代表は高位党役員会議で金前大統領を最初から「キム・デジュン氏」と呼んだ。アン代表は「‘昨日キム・デジュン氏が ‘独裁者にへつらわずに皆立ち上がらなければならない’ として露骨にイ・ミョンバク大統領の退陣を語った」として「キム・デジュン氏は大多数の国民が同意しない話を止め沈黙を守ることを願う」と話した。イ大統領の側近であるチョ・ヘジン議員は自身のホームページに「賢い人は判断が鈍るにつれて言葉を慎むものだ」として「晩年に近づくにつれ金前大統領は金日成,金正日政権の代弁者の役割により一層傾いている」として色合い論争を展開した。

しかし大統領府とハンナラ党の攻撃は金前大統領の真意には目をとじたまま自分たちに不快な一部表現だけを問題視したという指摘が多い。金前大統領は演説でイ大統領を独裁者と規定したり政権退陣を主張しはしなかった。彼は「イ大統領に申し上げたい。今、随所で民主主義を逆行させているという話がある。盧前大統領の葬儀に500万人が弔問する国民心情がどういうものか分かる。私たちの国民は独裁者が出てきた時、これを克服し民主主義を回復したとのことを肝に銘じなければならない」として「イ大統領が大きな決断をすることを望む」と忠告した。また「盧前大統領が侮辱される時、侮辱捜査をしてはいけないと署名したとすれば、盧前大統領は死ななかった」として「どれほど恥ずかしく悔しかったろうか。正しい国になりたければ良心を守って下さい。傍観すれば悪の側だ。選挙の時、正しい政党に投票しなければならない」と話した。そして「自由と民主主義,平和な南北関係を守ることに皆が立ち上がり国民が希望ある国になるようにしよう」と演説を終わり結んでいた。これは ‘民心を反映してイ・ミョンバク大統領は国政基調を変えなさい’ というハンナラ党刷新派の要求とも脈が通じるものと解釈される。

金前大統領はまた「キム・ジョンイル委員長に言いたい」として「くやしい点があるだろうが北韓は米国に忍耐心を持って交渉を要求するべきで、核兵器ですることは正しくない」として北韓の核放棄を促した。

シン・スングン記者skshin@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/360158.html 訳J.S