原文入力:2009-06-03午前09:12:45
零細企業等 ‘希望のひも’ 離さず
イ・ジョンフン記者
開城工業団地が生き残れるか憂慮が大きくなっているが、まだ希望をかけている企業たちがいる。開城工業団地が頼れる ‘最後の丘’ と考えるからだ。
パク・ヨンマン緑色繊維代表は先月29日米国バイヤー(購買者)とともに開城工業団地に行ってきた。開城工業団地の現実を直接見せて注文を受けるためであった。彼は「一部企業が設備を南に移すなど開城工業団地の閉鎖を心配している」としつつも「私たちはここから出て行けば、これ以上事業をやる所がないので、今のまま熱心に仕事をやるしかない」と話した。
幸い米国の購買者のタイムリースアパレル側が肯定的な反応を見せた。パク代表は「購買者側でも核実験などの不安要素さえ除去されれば開城工業団地が安い労働力で良い品質の物を生産することに満足感を表わした」として「近い将来、契約を締結するだろう」と期待した。彼はまた「政府が開城工業団地を維持するという確実な保障さえすれば開城工業団地は十分な競争力がある」と繰り返し強調した。
緑色繊維のように零細な企業であるほど開城工業団地に対する希望と未練は強い。その上、今撤収をする場合は政府から何の補償も受けることができず外国に生産基地を移転したり南側で生産できる条件も用意することはできない。O業者代表もやはり「難しい状況で家までも売りながら企業を維持している」として「開城工業団地が閉鎖されれば滅びるしかなく、どうにか維持に努めている」と話した。
キム・ハククォン開城工業団地企業協会会長は「政府の大量破壊武器拡散防止構想参加などで不安要素が大きくなり、注文が切れたり部分的に設備を移す企業が生じている」としつつも「政府が開城工業団地を維持するという確実な意志を明らかにし具体的措置を取ればこのような不安要素はすぐにも解消されるだろう」と強調した。
イ・ジョンフン記者ljh9242@hani.co.kr
原文: 訳J.S