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“民主主義 危機状況” ソウル大教授 100人 3日 時局宣言

登録:2009-06-02 21:53

原文入力:2009-06-02午後09:15:37
市民社会団体 30ヶ所 2次時局会 開く
“6月10日 汎国民大会 積極的に準備”

←参加連帯・環境運動連合など24団体代表者らが2日ソウル,貞洞の環境財団で2回目の時局の集いを開き、国政刷新方向と今後の日程に関して意見を交わしている。 イ・ジョンア記者leej@hani.co.kr

主要市民・社会団体らが2日‘時局の集い’を開き、民主主義回復および社会統合のための汎民主勢力の結集を促した。
参加連帯,韓国女性団体連合など30余の市民社会団体代表らはこの日午後ソウル,貞洞環境財団レイチェルカスンホールで ‘市民社会団体第2次時局の集い’ を開きノ・ムヒョン前大統領逝去と広範囲な民主主義の後退現象などに対してどのように対応するか議論した。これらの団体は先月25日第一次時局の集いを持って ‘ノ・ムヒョン前大統領市民追慕委員会’ を結成した経緯がある。

時局会議に参加した団体代表らはイ・ミョンバク政府になって我が国の民主主義が重大な危機状況に陥ったということで認識を共にした。イ・ハギョン韓国基督教青年会(YMCA)事務総長は「過去の軍事政権でも使った ‘民主主義回復’ を21世紀にも話そうとすることが恥ずかしい」として「民主社会の基本権である意思表明の自由,集会・結社の自由が過去の軍事政権よりさらに深刻に侵害されている」と指摘した。チョン・ジュンホ韓国青年連合(KYC)共同代表も「政府は反対意見を取りまとめ生産的な議論に導くより、力で押してこれらを無力化して除去しようとしている」として「警察バスで塞がれたソウル広場が疎通を阻んでいる現政権を象徴している」と話した。

民主主義回復のために、これらは政府に△メディア悪法撤回△4大河川開発事業中断△検察改革△ソウル市庁前広場開放など顕著な措置をとることを要求した。キム・ミニョン参加連帯事務局長は「去る1年間イ・ミョンバク政府の国政運営方式は検察・警察を前面に出した強圧統治であった」として「根本的な国政運営の変化が必要だが、直ちに目の前に繰り広げられた問題であるメディア悪法撤回など四つの懸案がさらに至急だと考える」と話した。

同時にこれらは汎民主勢力の結集を提案した。‘民主回復と社会統合のための時局会議’ を全国各地域と部門で開き民主回復などに同意するすべての政党,市民・社会団体,社会元老,宗教界などと共に力を集め国民の力を結集していくと明らかにした。またこれらは10日に開かれる ‘6月抗争継承と民主回復のための汎国民大会’(仮称)を積極的に準備することとした。

これとは別にソウル大教授100人余りは ‘民主主義後退を憂慮するソウル大教授一同’ の名義で3日に時局宣言文を出すことにした。宣言文には ‘民主主義が危機状況に置かれイ・ミョンバク政府は国民の声を聞かなければならない’ という内容が入ると発表された。宣言文を準備中のイ・ジュンホ ソウル大生命科学部教授は「盧前大統領逝去を契機に ‘じっとしていれば基本的な良心,責任を捨てることになるのではないか’ と考える教授たちが集まり、時局宣言を決心した」と話した。

一方、ソウル徳寿宮,大漢門前の ‘市民焼香所’ では言論改革市民連帯などが2日から毎晩7時30分に ‘ノ・ムヒョン前大統領追慕路上特講’ を開き始めた。

キム・ミンギョン記者salmat@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/358263.html 訳J.S