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民主 支持率, 4年8ヶ月ぶりにハンナラを上回る

登録:2009-06-01 11:27

原文入力:2009-06-01午前10:20:18
‘ハンギョレ’ 世論調査
30~50代で逆転…60代以上はそのまま
ハンナラ支持基盤, TKだけ確固 PKは競合
イ・ミョンバク 30%台維持は経済不安のため

パク・チャンシク記者

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盧武鉉前大統領の逝去以後、政治地形に少なくない変化が予想される。
第一に今回の<ハンギョレ>世論調査では2004年9月以来、4年8ヶ月ぶりに1,2位政党間支持率逆転が現れた。最近数年間の<ハンギョレ>世論調査結果によれば、民主党の前身であるヨルリンウリ党は2004年4月の弾劾嵐の中での圧倒的な支持率優位を土台に総選挙も行った。しかし同年下半期、国家保安法など4大改革立法が遅々として進まない中で支持率が落ち始め2004年9月14日の世論調査でハンナラ党に逆転される。以後2005年4・30再補欠選挙でハンナラ党に全敗にあった後、支持率格差は一層広がった。2007年大統領選挙と2008年総選挙時期には支持率格差が30~40%ポイントにまで広がった。はなはだしきは最近の4.29再補欠選挙でも選挙直前まで世論調査基準ではハンナラ党が優勢だった。

ユン・ホジュン民主党戦略企画委員長は<ハンギョレ>との通話で「ヨルリンウリ党,大統合民主新党,統合民主党など党名変更と党解散,離党,創党などあらゆることを尽くしても少しも動かなかった支持率が今回動いた」として支持率上昇に驚きを表わした。

←イ・ミョンバク大統領国政運営評価推移

二番目に、地域別状況も注目される。今回の<ハンギョレ>調査でハンナラ党は大邱・慶北だけで確固たる優位(33.7%,民主党は10.5%)を維持し、それ以外の地域では全て支持基盤が揺れ動いた。特に釜山・蔚山・慶南圏ではハンナラ党支持率24.5%,民主党19.4%で誤差範囲以内の競合様相が現れたが、これは盧前大統領の出身地域情緒と関係がなくはないと見える。忠清圏ではハンナラ党13.3%台、民主党33.4%で変化幅が最も大きかった。‘ノ・ムヒョン効果’にイ・ミョンバク政府となり首都圏中心の規制緩和政策にともなう反感が相乗作用を起こしているようだ。全体的にはハンナラ党の支持基盤が大邱・慶北圏とソウルの一部地域(江南4区など)へ狭くなる流れが現れた。

三番目に、今回の調査でハンナラ党は60才以上を除くすべての年齢層で民主党に遅れをとった。これは去る2月21日<ハンギョレ>調査当時、ハンナラ党が20代だけで民主党に誤差範囲以内で遅れをとった他は全ての年齢層で先んじたことと正反対の流れだ。

←制服を着た女子学生たちが去る30日午後、ソウル徳寿宮大漢門前で開かれた ‘烈士精神継承,民衆生存権・民主主義争取5・30汎国民大会’ で大韓民国憲法第1条と道徳教科書に出てくる民主主義関連文句を書いた手立て札を上げて見せている。タク・ギヒョン選任記者khtak@hani.co.kr

四番目に、イ・ミョンバク大統領の国政支持率は維持されハンナラ党支持率と別に動いている現象も興味深い。今回、イ大統領の支持率は30.6%と現れた。これは最近30%台に留まる支持率の流れをそのまま維持したもので、現政権が経済危機を突破するように願う期待心理が混ざったものと分析される。イム・サンリョル リサーチプラス代表は「経済が相変らず難しい状態で政府に対する期待を簡単に撤回できないという理由から大統領支持率自体は維持されたようだ」として「代りに(保守指向)国民がハンナラ党を支持するという表現をできず後に隠れる現象が現れている」と解釈した。

今後の展望は流動的な模様だ。民主党がよくやって支持率が上がったというよりは、外側の変数により反射利益を得た側面が大きいためだ。また政府与党の今後の政局対応にともなう変化余地も大きいようだ。ある世論調査専門家は「政府与党が独善的国政基調に固執するのか、果敢に謝って妥協基調に旋回するかにより支持率変化の去就が変わるだろう」と話した。イム・サンリョル代表は「盧前大統領逝去が一回性のイシューではないことは明らかだが、大衆に(論理的事実関係よりは)情緒的要因で接近した側面も大きい」として今後の可変性が大きいと見通した。パク・チャンシク選任記者cspcsp@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/357940.html 訳J.S