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米「黒人死亡」デモで韓国人商店に被害

登録:2014-08-14 17:38 修正:2014-08-15 07:59
米国ミズーリ州ファーガソン市で11日(現地時間)警察がデモ渦中に焼けたあるコンビニ前で警備に当たっている。 AP/連合ニュース

  米国ミズーリ州ファーガソン市で10代の黒人が警察の銃撃により死亡した事件を契機に発生したデモと掠奪行為で、一部の韓国人業者が被害を受けたことが確認された。

 ミズーリ州を担当する公館である駐シカゴ韓国総領事館のイ・ジェウン副総領事は12日、ハンギョレとの通話で「美容材料商6店と携帯電話機販売店1店など計7店の韓国人業者が被害を被った」として「幸い店を早く閉めて帰宅しており、人命被害はなかった」と語った。彼は被害を受けた業者のうち3店はガラス窓など器物が壊されただけだったが、4店は品物も盗難にあったと把握されていると付け加えた。

 イ副総領事は「ファーガソン市は黒人密集地域で、韓国人はほとんど住んでいない」として「掠奪行為が韓国人商店を対象としたものではなく、無作為に行われたと理解している」と語った。この地域では韓国人美容材料商20店と携帯電話販売店1店が営業している。

 一方、バラク・オバマ米大統領は12日、死亡した黒人青年マイケル・ブラウン君(18)を哀悼する声明を発表し、暴動状態に拡大したデモについて自制を要請した。黒人社会のリーダーたちも冷静を取り戻すよう要請した。そのためか12日にはデモは全般的に平和的に行われた。二つの教会で今回の事件に関するシンポジウムが開かれ、ある教会の前では数百人が「正義なしには平和はない」とのスローガンを叫んでデモを行った。彼らはブラウンが警察に両手をあげて抵抗の意思がないことを伝えたのに銃撃を受けたことを皮肉る意味で、手をあげながら警察に抗議を示した。

ワシントン/パク・ヒョン特派員 hyun21@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/america/651072.html 韓国語原文入力:2014/08/13 20:17
訳M.S(817字)