原文入力:2009-05-26午前08:17:35
広島原爆 凌駕…ロシア “TNT 2万トン威力”
ソン・ウォンジェ記者,オ・チョルウ記者
北韓核の爆発力が2年7ヶ月間により大きくなり強くなった。北韓が25日午前、咸鏡北道,吉州郡,豊渓里で電撃実施した2次核実験の威力は1次の時を15~30倍程凌駕するものと専門家たちは暫定推計した。
韓国地質資源研究院がこの日午前9時54分頃感知した吉州郡地域の地震波はリヒター規模4.4に達する。米国地質調査局(USGS)も同じ時刻に北朝鮮,金策市北西側75km地点で規模4.7の地震波を探知したと<CNN>が報道した。
今回感知された人工地震の規模は2006年10月9日に行われた1次核実験の時の地震規模3.9より0.5~0.8ほど大きい。1次核実験の時の地震規模は核実験直後に3.58と推定され、後に3.9に修正された。地質資源研究院のある専門家は「人工地震の爆発エネルギー換算式に従えば、地震規模が1大きくなる時、爆発エネルギーは32倍程度大きくなる」として「正確な計算に必要な他の変数を除いて地震規模数値だけについては地震規模が0.5程度更に大きくなる時、爆発エネルギーは15~20倍程大きくなったと見ることができる」と話した。別の専門家は「米国の推定どおり地震規模が4.7ならば1次の時より30倍近く大きくなったと見ることもできる」と話した。
ロシア国防部もこの日、2次核実験の爆発力が20キロトン(kt・1ktはTNT爆薬1千tの爆発力)に達すると確認したと<イタルタス通信>が報道した。1945年に投下された広島型原子爆弾(15kt)より強い。1次核実験時は北韓は当初4ktの爆発力を期待したが実際は0.4~1ktに終わったと分かった。
こういう爆発力の差は1次核実験の時に使われたプルトニウムの一部だけ爆発したという推定が出てきたこととは異なり、今度は実験用プルトニウムの全部が爆発に成功したためと見ることができる。しかし1次の時よりさらに多くのプルトニウムを実験に使ったためである可能性もある。北韓は1次核実験にプルトニウム5~8㎏を使ったと推定される。ソン・ウォンジェ,オ・チョルウ記者wonje@hani.co.kr
原文: 訳J.S