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ソウル 自律型私立高 来年からは抽選で新入生を選抜

登録:2014-07-25 19:50 修正:2014-07-25 23:50
チョ・ヒヨン ソウル市教育長

 自律型私立高・特殊目的高校など‘特権学校の廃止’を公約に掲げたチョ・ヒヨン ソウル市教育長が25日、ソウル地域の自律型私立高25校のうち今年再指定評価の対象だった14校の指定取り消しを来年に先送りし、自律型私立高の新入生を来年からは面接ではなく抽選のみで選抜することにした。

 チョ教育長はこの日記者会見を行って「公教育への影響評価の結果、14校全て‘指定取り消し’しなければならないことになり、自律型私立高の廃止にソウル市民の60%以上が賛成している。しかし、8月13日に発表を控えている2015学年度入学選考に支障を招き、生徒・父母に混乱を与える恐れがある」とし、14校が自律型私立高として新入生を選抜すると明らかにした。 ただし、これら14校を再び総合評価して、10月までには指定取り消しの有無を発表すると話した。

 チョ教育長は自律型私立高が‘定数の1.5倍を抽選で選んだ後に面接’で入学生を選ぶ方式を変えて、来年からは抽選のみで選抜することにすると話した。 自律型私立高の抽選選抜は教育部が昨年推進した方案だ。 さらに自律型私立高が‘随時転入学’を通じて一般高校の成績優秀生徒を転入させているという嘆願が続出していることから、2011年以前のように自律型私立高への転入学時期を制限する方案を推進することにした。

 教育市民団体は‘自律型私立高廃止公約は必ず守らなければならず、自律型私立高による弊害を最小化する対策を出さなければならない’と批判した一方で、自律型私立高の父母側は‘今年と同じ方式で自律型私立高を評価するならば不安にならざるをえない’として反発した。

イ・スボム、チョン・ジョンユン記者 kjlsb@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/648497.html 韓国語原文入力:2014/07/25 16:20
訳J.S(913字)

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