原文入力:2009-05-26午後11:35:02
“ソウル広場 開け”
キム・フェスン記者,クォン・オソン記者
←警察が取り囲んだ大漢門・ソウル広場 ノ・ムヒョン前大統領の焼香所が用意されたソウル,貞洞の徳寿宮,大漢門前で24日午後、市民たちが警察バスに囲まれたまま追慕行列を作っている。(左側写真)警察はこの日、数十台のバスで市庁前ソウル広場と徳寿宮前道路を取り囲んだまま市民の接近を塞ぎ激しい抗議を受けた。 イ・ジョンア記者leej@hani.co.kr
ノ・ムヒョン前大統領を追慕するために市庁前ソウル広場を開放しろとの市民の要求が荒々しく起きている。しかし政府とソウル市は逝去四日目の26日にも弁解と責任押し付けに終始し事実上これを拒否した。
慶南,金海市,進永邑,ボンハ村葬儀室を訪ねたキム・ヒョンウク(37・会社員)氏はこの日ソウル広場を機動隊バスで取り囲んでいる警察とソウル市,政府をまとめて非難した。彼は「支配すれば統制できるという現政権の旧時代的な考えがむしろ暴力を呼ぶ」として「国民水準を無視した偏狭な対応」と話した。大統領府と大検察庁,警察庁などのホームページは広場封鎖方針を批判するインターネットユーザーらの文で壁貼りされたようになっている。この日一日だけで数百件が上がってきた。あるインターネットユーザー(melosepalm)はポータルサイト‘ダウム’のディベートルーム アゴラで「大漢門前の焼香所には故人の遺影が地下鉄換気口前に置かれていて、その後を機動隊バスが見守っている」,「これが常識の通じる国と言えるか」として怒りを現わした。
市民・社会団体も批判に加勢した。オ・グァンジン市民社会団体連帯会議政策チーム長は「狭い大漢門前でも市民が平和に追悼行事を継続しているのに追慕祭が不法・暴力集会に変わるというのは政権の取越苦労」として「非暴力的で平和な追慕祭がなされるようにソウル市は広場使用を許可し広場周辺の車壁を開かなければならない」と促した。
参加連帯・経実連など30余の市民社会団体と4大宗教が集まって作られた‘ノ・ムヒョン前大統領市民追慕委員会’(以下委員会)はこの日「‘ノ・ムヒョン前大統領市民追慕祭’を27日夕方開く」としてソウル広場使用申込書をソウル市に提出した。委員会はオ・セフン ソウル市長の面談も要請した。
民主党も声明を出し「菊の花一輪をささげて前職大統領を追慕しようとする市民の素朴な希望を自治団体が妨害している」として広場封鎖措置を批判した。ソウル市は前日民主党の使用申請を「造成目的に合わない」として許さなかった。イ・ジョンヒ民主労働党議員はこの日ラジオ プログラムに出演し「昨年、北韓派遣工作員たちがソウル広場で開いた戦没者慰霊祭はなぜ許したのか」としてソウル市の二重的態度を批判した。与党の中でも広場封鎖は行き過ぎという意見が出ている。ハンナラ党のある重鎮議員は「昨年のロウソクのあかりと今回の懸案は全く違う問題だ。国民に開放しなければならないのではないか」と話した。
このようにソウル広場を国民的 ‘追慕の場’ として開放しなければならないという声が高まっているが、政府とソウル市,警察は苦しい弁解と責任押し付けに終始し封鎖方針を相変らず解かずにいる。行政安全部関係者は「焼香所を設置できる権限は地方自治団体長にあり政府が関与できない」と明らかにした。しかしソウル市側は「交通・安全問題など政府と協議する部分が多く私たちが単独で決めることはできない」と食い違う説明をした。
キム・フェスン,キム・ギョンウク記者,金海/クォン・オソン記者honesty@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/357126.html 訳J.S