原文入力:2009-05-27午前03:35:49
西海NLLなどで局地的軍事衝突憂慮
北,東海で短距離ミサイル2発また発射
カン・テホ記者,クォン・ヒョクチョル記者,ファン・ジュンボム記者
政府が26日この間南北関係などを考慮して留保してきた大量破壊武器拡散防止構想(PSI)への全面参加を宣言した。北韓は前日に続きこの日午後、東海岸から短距離ミサイル2発を追加発射した。北韓の2次核実験後、国連安全保障理事会の追加制裁決議採択の動きと共に南北関係はもちろん韓半島情勢は極度の緊張状況に至っている。
外交通商部ムン・テヨン スポークスマンはこの日「政府は大量破壊武器およびミサイル拡散が世界平和と安保に及ぼす深刻な威嚇に対処するために2009年5月26日付でPSI原則を承認することにした」と発表した。ムン スポークスマンは ‘PSI参加発表文’ を通じて「ただ韓国-北韓間で合意した南北海運合意書はそのまま適用されるだろう」と強調した。
北韓はすでにPSI参加を宣戦布告として受けとめ「直ちに断固たる対応措置を取る」と威嚇した経緯がある。これに伴い北韓の強硬な対応措置が予想される中で北韓が25日に続き短距離ミサイル発射を継続することにより西海北方境界線(NLL)等での局地的軍事衝突の可能性など予測不能な状況が憂慮されている。
キム・テヨン合同参謀議長はこの日午前、国防部会議室で全軍主要指揮官会議を開くとともに、会議に先立ち陸軍のある軍団長は「板門店共同警備区域(JSA)と南北管理区域で挑発が憂慮され警戒態勢を強化している」と報告した。コ・ハンソク海軍2艦隊副司令官は「中国漁船が西海,延坪島に113隻,大青島に174隻が不法操業中だが中国漁船を取り締まり南北警備艇どうしが衝突する可能性が憂慮されている」と話した。
イ・ミョンバク大統領はバラク オバマ米国大統領との電話通話でPSI全面参加を説明した後、対話に代えて圧迫を注文した。イ大統領は「2006年10月1次北韓核実験の時、北韓がむしろ国際社会との対話が再開になるなど補償を受けた経験を私たちが参考にする必要がある」として「今回もこれに似たパターンが反復されないように国際社会が緊密に協調し対応しなければならない」と話したとイ・ドングァン大統領府報道官が伝えた。
韓国は今回の全面参加によりこの間北韓の反発を意識して留保してきた域外遮断訓練物的(船舶・航空機)支援,領域内遮断訓練物的支援,PSI正式参加など3項目に参加することになる。政府はPSIがすでに国際規範になったと主張しているが、国際法上すべての船舶が他国領海で享受する ‘無害通航権’ を侵害するとか自衛権以外の武力使用を禁止する国連憲章に反するという論議が続いている。北韓はもちろん中国もこれに参加していない。
カン・テホ南北関係専門記者,クォン・ヒョクチョル,ファン・ジュンボム記者kankan1@hani.co.kr
原文: 訳J.S