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‘事態収拾’後 退く模様

登録:2009-05-26 13:32

原文入力:2009-05-26午前02:13:54
イム・チェジン総長 辞表 返戻以後

ソク・ジンファン記者

←すれちがった二人 イム・チェジン検察総長が25日午前、ソウル,鍾路区,ソウル歴史博物館に用意されたノ・ムヒョン前大統領の焼香所で献花した後、かたい表情で歩き出している。 ニューシス

ノ・ムヒョン前大統領の逝去に対する検察側の責任は結局、イム・チェジン検察総長が負うことになるものと見られる。
キム・ギョンハン法務部長官は25日イム前総長が出した辞職願いを返戻したが、‘事態収拾’以後にイム総長が退くのは決まった手順と見える。法務部が「本人の了解を得て」辞表を返戻したと明らかにしたことは、イム総長がひとまず書いた辞表を完全に回収することはできないという点をはっきりさせたものと分析される。

イム総長の ‘決心’ に接した最高検察庁参謀らは‘総長が今退けば組織全体が混乱に陥りかねない’として引き止めたと伝えられた。総長が辞退すれば捜査チーム全面交代が避けられず、チョン・シニル セジュンナモ旅行会長などに対する捜査もうやむやになる恐れがあるという論理だ。今退けば責任を認める形になるという意見も出てきたと伝えられた。

検察は捜査自体を誤ったためにイム総長が去就の決心をしたのではないという点を強調した。任期が6ヶ月しか残っていないイム総長を犠牲の羊とする代わりに検察組織自体は責任を避けようとする試みでありうる。検察関係者たちは「法と原則により捜査してきた」という立場を繰り返し強調した。イム総長の退陣時期は盧前大統領の告別式以後になるという展望が出ている中で、来月初め・中旬以後 ‘パク・ヨンチャ ロビー’ 事件捜査が終結し次第、退くという観測に傾いている。

二日間辞表を握っていたキム長官が結局辞表を返戻しこういう事実を公開した背景には世論をなだめようとする意図も含まれていると見られる。辞表を受け取っておき世論動向を見回し、検察に対する不満が‘爆発’する状況ではないとの気がするや辞表を戻しこの事実を公開したものと分析される。

ソク・ジンファン記者soulfat@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/356988.html 訳J.S