原文入力:2009-05-22午後09:20:30
判事会議 事実上 仕上げ
内外で “司法波動” 評価の中で
シン最高裁判事 決断可否 注目
ソン・ギョンファ記者
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495人.
22日現在、全国26ヶの高等・地方裁判所中17ヶ(65.3%)裁判所で開かれた判事会議に参加し、「シン・ヨンチョル最高裁判事の当時の行為は裁判権の独立を侵害した」と決議した判事たちの数だ。これは全体裁判官(2446人)の20.2%を占める規模で、歴史上最も多くの判事が参加したという1988年の第2次司法波動時の署名判事数(330人余り)を上回る。
決議に参与した判事たちの中には‘層層侍下’(訳者注:上役が幾重にも重なっている)の構造の中で普段、積極的な意思表明をすることが難しい末弟裁判官たちも多く、裁判所内外では「事実上司法波動」という評価が自然に出ている。21日非公開で開かれた済州地方裁判所単独判事と陪席判事の会議でも「シン最高裁判事は裁判官の独立を侵害し、大法院の警告措置は司法府の信頼を回復するのに不十分だった」と意見を集約した。今後他の地方法院で追加で判事会議が開かれる可能性も排除できないが、21日ソウル高裁判事会議を頂点として事実上全体判事たちの意見は表出された。ソウル高裁のある判事は「今まで判事たちが示した行動を見れば,(シン最高裁判事が) ‘直接決断を下してくれということが事実上全体司法府の立場’ という意味に解釈できる」と話した。
今や残ったことはシン最高裁判事の決断可否だ。法院行政処内外では‘9月最高裁判事人事の時点での辞退説’ 等、多様な予測が出てきているが、結局鍵を握っているのはシン最高裁判事自身だ。判事たちの耳目がシン最高裁判事に傾くほかはない所以だ。
ソウル地域の裁判所のある単独判事は「判事たちが積極的に問題提起をする前までは ‘(シン最高裁判事が)出て行くこともありうる’ という話さえ出回らなかったが、今は ‘出て行くこともありうる’ という雰囲気の中に時期までが話題になっている」と話した。判事たちの力が状況を大きく変化させたということだ。彼は「判事たちに(シン最高裁判事の辞退時期が) 6月か,9月かは重要ではない」として「シン最高裁判事が責任を負って自ら決断を下すことを(後輩判事たちは)待つだろう」と明らかにした。
裁判所内部のこういう ‘待つ’ とは異なるいくつかの変数が残っている。まず民主党がシン最高裁判事の弾劾訴追案を発議すると出ておりシン最高裁判事は去就問題について政界での困難の中に立たされなければならないものと見られる。もちろん弾劾案が通過される可能性は低い。だが全体議員定足数の3分の1以上の議決で弾劾案が発議されれば、司法府はそれ自体として相当な負担を抱くほかはない。
またシン最高裁判事が継続して持ちこたえた場合、判事たちが追加行動に出る可能性もあるように見える。連判状を回したり昨年 ‘ロウソクのあかり裁判’を引き受けた刑事単独判事たちが裁判介入事例を追加公開することもありうる。 ソン・ギョンファ記者freehwa@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/356326.html 訳J.S